本ソフトウェアが稼働しているコンピューターの環境を変更する

本ソフトウェアが稼働しているコンピューターの環境を変更した場合に、必要な設定について説明します。

ネットワーク環境/ファイアウォールの設定を変更した場合

本ソフトウェアは、インストール時にWindowsファイアウォール経由の通信が許可されたアプリとして登録されます。(ファイアウォールのサービスが停止している場合は登録されません。)
インストールしたあと、本ソフトウェアのネットワーク環境をドメインからワークグループ、またはワークグループからドメインに変更した場合、またはファイアウォールのサービスを開始した場合は、手動で本ソフトウェアをファイアウォール経由の通信が許可されたアプリとして登録しなおす必要があります。
1.
Windowsの[設定]から、[Windows ファイアウォールによるアプリケーションの許可]を表示します。
[許可されたアプリ]ウィンドウが表示されます。
2.
[設定の変更]をクリックします。
3.
[別のアプリの許可]をクリックします。
[アプリの追加]ダイアログボックスが表示されます。
4.
[参照]をクリックして、コンピューターにインストールされているファイルを選択します。
マネージャー
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Manger\ManagementConsoleService.exe
マネージャーと同じコンピューターで稼働しているエージェント
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Manager\agent\mcagent.exe
マネージャーとは別のコンピューターで稼働しているエージェント
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Agent\mcagent.exe
5.
[ネットワークの種類]をクリックします。
[ネットワークの種類を選択]ダイアログボックスが表示されます。
6.
[プライベート]と[パブリック]にチェックマークを付けたあと、[OK]をクリックします。
7.
[追加]をクリックします。
[許可されたアプリ]ウィンドウに戻ります。
8.
必要に応じて、手順4から手順7の操作を繰り返します。
9.
[OK]をクリックします。

コンピューターのIPアドレス/FQDNを変更した場合

本ソフトウェアのマネージャーをインストールしたときに[サイトアドレス]に指定したIPアドレスまたはFQDN(完全修飾ドメイン名)を変更した場合は、以下の操作を行います。
重要
マネージャーとエージェントが別のコンピューターで稼働している場合は、マネージャーが稼働しているコンピューターのIPアドレスとエージェントが稼働しているコンピューターのIPアドレスを同時に変更しないでください。同時に変更すると、マネージャーとエージェントが通信できなくなり、本ソフトウェアが正常に動作しません。
両方を変更する必要がある場合は、一方を変更して、マネージャーとエージェントが通信できることを確認してから、もう一方を変更してください。
1.
[管理]メニュー > [エージェント]ページで、マネージャーがすべてのエージェントと正常に通信できていることを確認します。
2.
マネージャーが稼働するコンピューターで、本ソフトウェアのサービスを停止します。
スタートメニューから、[Windows 管理ツール] > [サービス]を開きます。
以下の順にサービスを停止します。
Canon Management Console Agent (マネージャーとエージェントが同じコンピューターで稼働している場合のみ)
Canon Management Console Manager
重要
マネージャーが稼働するコンピューター以外のコンピューターで稼働するエージェントのサービスは停止しないでください。
3.
本ソフトウェアの設定ファイルで、サイトアドレスを変更します。
以下のファイルをテキストエディターで開きます。
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Manager\ManagementConsoleService.exe.config
以下のkeyの値を編集します。IPアドレスまたはFQDN(完全装飾ドメイン名)を指定します。
<add key="SiteAddress" value="<IPアドレスまたはFQDN>" />
メモ
IPアドレスが変更される可能性がある場合は、FQDN(完全修飾ドメイン名)を指定することをおすすめします。
エージェントがマネージャーと同じコンピューターで稼働している場合は、以下の操作を行います。
以下のファイルをテキストエディターで開きます。
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Manager\agent\app_data\configs.json
"HostUrl"の値として記述されているマネージャーのIPアドレスまたはFQDNを、変更後の値に書き換えて、ファイルを保存します。
4.
以下の順にサービスを開始します。
Canon Management Console Manager
Canon Management Console Agent (マネージャーとエージェントが同じコンピューターで稼働している場合のみ)

ポート番号を変更する場合

必要に応じて、本ソフトウェアが使用するポート番号を変更できます。
変更できるポート番号や、各ポートの用途については、以下を参照してください。
重要
マネージャーとエージェントが別のコンピューターで稼働している場合は、マネージャーが稼働しているコンピューターのHTTPSのポート番号と、エージェントが稼働しているコンピューターのHTTPSのポート番号を同時に変更しないでください。同時に変更すると、マネージャーとエージェントが通信できなくなり、本ソフトウェアが正常に動作しません。
両方を変更する必要がある場合は、一方を変更して、マネージャーとエージェントが通信できることを確認してから、もう一方を変更してください。
1.
[管理]メニュー > [エージェント]ページで、マネージャーがすべてのエージェントと正常に通信できていることを確認します。
2.
マネージャーやエージェントが稼働するコンピューターで、本ソフトウェアのサービスを停止します。
スタートメニューから、[Windows 管理ツール] > [サービス]を開きます。
本ソフトウェアのサービスを停止します。
エージェントが使用するポート番号を変更する場合:
Canon Management Console Agent (エージェントが稼働しているコンピューター)
マネージャーが使用するポート番号を変更する場合:
Canon Management Console Manager (マネージャーが稼働しているコンピューター)
3.
変更対象のポート番号が記述されているファイルをテキストエディターで開きます。
マネージャー
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Manger\ManagementConsoleService.exe.config
マネージャーと同じコンピューターで稼働しているエージェント
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Manager\agent\app_data\configs.json
マネージャーとは別のコンピューターで稼働しているエージェント
%ProgramFiles%\Canon\EMC\Agent\app_data\configs.json
4.
ポート番号の部分を編集して、ファイルを保存します。
5.
以下の順にサービスを開始します。
Canon Management Console Manager (マネージャーが稼働するコンピューター)
Canon Management Console Agent (エージェントが稼働するコンピューター)