用紙の取り扱い
紙づまりなどのエラーを防止し、きれいに印刷するために、使用する用紙の取り扱い/保管には注意が必要です。
使用する用紙の取り扱い/保管
使用する環境に用紙を慣らす
印刷機が設置されている環境に十分慣らしてから、用紙を使用します。異なる温度/湿度で保管されていた用紙をすぐに使用すると、紙づまりや印刷不良の原因になることがあります。
使用前の用紙の保管方法
用紙は開封後すぐに使用することをおすすめします。残った用紙は入っていた包装紙に再度包み、平らな場所に保管します。
湿気や乾燥を防ぐため、使用するまでは包装したまま保管します。
用紙が丸まったり折り目が付いたりするような置きかたで保管しないようにします。
用紙を立てたり多く積み重ねたりして保管しないようにします。
直射日光の当たる場所、湿度の高い場所、乾燥した場所、使用環境との温度差や湿度差が著しい場所には保管しないようにします。
保管温度・湿度許容範囲は以下のとおりです。
温度:15°C~27.5°C
湿度:25%~75%
上記以外の温度・湿度で用紙を保管すると、紙づまりや印刷不良の原因になることがあります。
裁断した用紙の使用方法
以下の方法で裁断面を滑らかにしてから、用紙を使用します。
用紙を平らな台に置き、研磨材を用紙の辺に向かって垂直に3回程度動かします。
用紙の四辺が滑らかでないと、紙づまりや印刷不良の原因になることがあります。
紙粉に関する注意
用紙投入前
用紙に紙粉(紙の切りくず)が付着していると、印刷画像に白抜けなどの不具合が発生することがあります。
断裁後の用紙は、印刷機へ投入する前に、表面や側面に付着した紙粉を取り除いてください。
紙粉除去について
紙粉の除去は、ブラシなどを使用して行ってください。
エアブローのみでは、紙粉が十分に除去できない場合があります。
厚紙・紙粉が多い用紙を使用する場合
厚紙や紙粉が多い用紙を使用する場合は、通常より多く紙粉が発生することがあります。
印刷前に、必ず用紙の紙粉除去を行ってください。
印刷品質について
紙粉が付着した状態で印刷すると、定着ベルトで紙粉が取れた際に、印刷画像が部分的に白く抜ける*ことがあります。
安定した印刷品質を得るため、用紙投入前の紙粉除去を推奨します。
出力紙の取り扱い/保管
出力紙は両手で扱います。
ドリーから出力紙の束を降ろすときは、50 mmほどの束で扱うことをおすすめします。
取り扱いの留意点
出力紙への傷の防止、指紋、汗、または唾の付着防止を考慮して、作業中は綿手袋やマスクを着用することをおすすめします。
加工工程において汚れが発生するときは、印刷されている部分を押さえたり、こすったりしないようにします。出力紙を取り扱うときは、印刷されていない部分を持つようにします。
また、よく乾燥させたり、取り扱う枚数を減らしたり、手で整合したりすることで、汚れを防止できます。
印刷した直後に次の工程に進むと印刷物に汚れが発生する場合があります。
印刷直後は印刷物を極力動かさない
次の工程に進める前に、紙を捌いて印刷物の間に空気を入れて乾燥させる
汚れが付きやすい用紙の場合は一度に積載する枚数、および一度に捌く枚数を減らす
印刷面の保護
画像の写りこみを軽減するため、印刷後に一定時間合紙を挟むか、写りこみが生じやすい印刷面同士を合わせないページ配置にすることをおすすめします。
出力紙の束から、一部の用紙を引き抜かないようにします。
出力紙を数える場合などに、しごいたり、さばいたりしないようにします。
鋭利なものや硬いものなどを出力紙に接触させないでください。
出力紙の上でメモを書くなどの作業はしないでください。
カールの矯正方法
カールしている部分におもしを載せて矯正します。出力紙が折れないように、逆巻きにして、カールを矯正します。
机の角などで出力紙をしごかないようにします。傷が付く原因になります。
カールが裁断に影響する場合は、当て紙(カバーシート)をします。
出力紙の保管方法
平らな場所に保管します。
クリアホルダーなどPVC(ポリ塩化ビニル)素材のものと一緒に保管しないようにします。
折れたりしわになったりしないように保管します。
直射日光の当たる場所、湿度の高い場所、高温の場所には保管しないようにします。
長期間(2 年以上)保管するときは、バインダーなどに入れて保管します。
長期間保管すると、用紙の変色により印刷した画像が変色したように見えることがあります。
出力紙を輸送する場合
傷や折れを防ぐため、出力紙は以下のようにして移動します。
平らな状態で移動する
帯封やポリプロピレン・紙製の梱包材で保護する
箱やトレイを使用して移動する場合は、最下部に合紙を入れる
段ボールで輸送する場合は、以下のような方法で出力紙を固定することをおすすめします。
帯封やポリプロピレン・紙製の梱包材で保護し、緩衝材で固定する
帯封を付け、フィルム緩衝材で固定する
出力紙にのり付けする場合の注意
必ず不溶性の接着剤を使用します。
不要になった出力紙で試してからのり付けします。
のり付けした用紙は、完全に乾いてから重ねます。