SQL Serverの初期設定をするここでは、SQL Serverがインストールされているコンピューターで行う初期設定について説明します。この初期設定は、本ソフトウェアのマネージャーとSQL Serverが異なるコンピューターで稼働する場合にのみ必要な設定です。
同一のコンピューターで稼働する場合は、以下の手順に進みます。
TCPでの接続を有効にするSQL Serverの管理者権限を持つユーザーで、コンピューターにログオンします。
SQL Server 構成マネージャーを起動します。
[SQL Server ネットワークの構成]で、SQLEXPRESSのプロトコルを選択します。
TCPでの接続を有効にします。
[TCP/IP]をダブルクリックします。
[プロトコル]タブで、[有効]を[はい]に設定します。
[IP アドレス]タブで、[IPAll]の[TCP ポート]に「1433」と入力します。
[OK]をクリックします。
[SQL Server のサービス]を選択して、SQL Serverのサービスを再起動します。
SQL Server Browserを起動するSQL Serverの管理者権限を持つユーザーで、コンピューターにログオンします。
SQL Server 構成マネージャーを起動します。
[SQL Server のサービス]を選択します。
[SQL Server Browser]を右クリックして、[プロパティ]を選択します。
[サービス]タブで、[開始モード]を[自動]にします。
[OK]をクリックします。
SQL Server Browserのサービスを開始します。
リモート接続を有効にするSQL Serverの管理者権限を持つユーザーで、コンピューターにログオンします。
SQL Server Management Studioを起動して、データベースエンジン (SQLEXPRESS)に接続します。
メモ
TLSの証明書エラーが発生してデータベースエンジンに接続できない場合は、以下のいずれかの対応が必要です。
SQL Serverがインストールされているコンピューターのサーバーの証明書(鍵)を信頼性のあるものにする
SQL Serverに接続しているクライアントコンピューターに、サーバーの証明書(公開鍵)をインストールする
SQL Serverがインストールされているコンピューターの既存のサーバー証明書を信頼する
データベースエンジンを右クリックして、[プロパティ]を選択します。
[接続]を選択します。
[リモート サーバー接続]で、[このサーバーへのリモート接続を許可する]にチェックマークを付けます。
[OK]をクリックします。
データベースエンジンを右クリックして、[再起動]を選択します。
ファイアウォールの受信設定を行う本ソフトウェアのマネージャーが別のコンピューターで稼働するSQL Serverに接続する場合は、「
TCPでの接続を有効にする 」の手順で設定したポート(1433)を使用します。このため、SQL Server がインストールされているコンピューターで、このポート(1433)をファイアウォールに登録する必要があります。
[セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール]の[新規の受信の規則ウィザード]で、以下のように設定してください。
[規制の種類]: [ポート]を選択します。
[プロトコル及びポート]: [TCP]を選択し、[特定のローカルポート]に「1433」を入力します。
[操作]:[接続を許可する]を選択します。
[プロファイル]:すべてチェックします。
[名前]:任意の名前を設定します。
詳細は、お使いのファイアウォールの取扱説明書を参照してください。
コンピューターがスリープモードに移行しないようにする本ソフトウェアをSQL Serverとは別のコンピューターにインストールする場合は、SQL Serverがインストールされているコンピューターがスリープモードに移行しない設定になっていることを確認してください。
スタートメニューから、[設定] > [システム] > [電源とスリープ]を選択します。
スリープモードに移行しない設定になっていることを確認します。
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