プロトコルを設定する

ここでは、リモートUIを使用して設定する方法を説明します。
リモートUIは、Webブラウザーからネットワーク経由でプリンターにアクセスして設定します。
設定をする前に、「お読みください(プロトコルの設定)」をご覧ください。
メモ
リモートUI以外のソフトウェアで設定する場合
次のソフトウェアを使用して、プロトコルを設定することができます。
FTPクライアントを使用し、プリンターのFTPサーバーにアクセスして設定します。
付属のCD-ROMに収められているキヤノン製ソフトウェアのNetSpot Device Installerを使用して基本的なプロトコル設定を行います。
DNSサーバーなどの設定をする場合は、リモートUIやFTPクライアントを使用してください。
ソフトウェアによって設定できる項目が異なります。「ネットワーク設定項目一覧」を参照して、お使いの環境や設定したい項目に応じて各ソフトウェアをご利用ください。
1
リモートUIを起動して、管理者モードでログオンします。
2
[デバイス管理]メニューから[ネットワーク]を選択します。
3
[TCP/IP]にある[変更]をクリックします。
4
プロトコルを設定します。

IPアドレスを設定する

[DHCPによるアドレス設定]
DHCPを使用してIPアドレスを取得します。
[RARPによるアドレス設定]
RARPを使用してIPアドレスを取得します。
[BOOTPによるアドレス設定]
BOOTPを使用してIPアドレスを取得します。
[IPアドレス]
プリンターのIPアドレスを入力します。
[サブネットマスク]
TCP/IPネットワークで使用しているサブネットマスクを入力します。
[ゲートウェイアドレス]
TCP/IPネットワークで使用しているゲートウェイアドレスを入力します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

DNSを設定する

[プライマリーDNSサーバーアドレス]
プライマリーDNSサーバーのIPアドレスを入力します。
[セカンダリーDNSサーバーアドレス]
セカンダリーDNSサーバーのIPアドレスを入力します。
[DNSホスト名]
DNSサーバーに登録するホスト名を入力します。47 文字までの半角英数字を入力できます。
[DNSドメイン名]
プリンターの所属するドメイン名を入力します。47 文字までの半角英数字を入力できます。
入力例:「example.com」
[DNSの動的更新]
DNSサーバーへの動的更新機能を使用するときは、[オン]に設定します。動的更新機能を使用しない場合は、[オフ]に設定します。
DNSの動的更新機能を使用して、LPRで[DNSホスト名]と[DNSドメイン名]を設定することで、プリンターのIPアドレスを固定しなくても使用できるようになります。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

WINSを設定する

WINSによる名前解決を使用するとき
1.
[WINSによる名前解決]を[オン]に設定します。
2.
[WINSサーバーアドレス]に、WINSサーバーのIPアドレスを入力します。
DHCPによるIPアドレス設定を使用する場合、DHCPサーバーからWINSサーバーのIPアドレスを取得したときは、DHCPサーバーから取得したIPアドレスが上書きされます。
3.
WINSを使用するときは、必要に応じて[スコープID]を入力します。
半角 63 文字/全角 31 文字まで入力できます。
スコープIDは、プリンター、コンピューターが使用できる範囲を決めるための識別子です。WINSによる名前解決の設定に関わらず、スコープIDを参照します。
お使いのネットワーク環境のコンピューター側でスコープIDを設定していないときは、[スコープID]は空欄にしておいてください。
メモ
WINSサーバー上にプリンターを登録するとき
WINSサーバーとSMBサーバーを設定する必要があります。
SMBサーバーは次の項目を設定します。
[SMBサーバー名]
[SMBワークグループ名]
WINSによる名前解決を使用しないとき
[WINSによる名前解決]を[オフ]に設定します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

ARP/PINGを設定する

ARP/PING機能を使用するかどうかを選択します。
重要
[ARP/PING]を[オフ]に設定したとき
ARP/PINGコマンドによるIPアドレスの設定ができなくなります。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

FTPを設定する

[FTP印刷]
[FTP印刷]を使用するかどうかを選択します。
[FTP印刷ユーザー名]
FTPサーバーにログインするためのユーザー名を入力します。24 文字までの半角英数字を入力できます。
「root」を設定することはできません。
[FTP印刷パスワード]
FTPサーバーにログインするためのパスワードを入力します。24 文字までの半角英数字を入力できます。
[FTP設定]
FTPクライアントで設定するかどうかを選択します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

LPD印刷を設定する

[LPD印刷]
[LPD印刷]を使用するかどうかを選択します。
[LPDバナーページの印刷]
[LPDバナーページの印刷]を設定します。
バナーページの印刷は、ジョブごとに設定されています。[LPDバナーページの印刷]を[オン]に設定した場合、バナーページを印刷するように設定されているジョブのときは、バナーページを印刷します。バナーページを印刷しないように設定されているジョブのときはバナーページを印刷しません。
バナーページを印刷しないときは、[LPDバナーページの印刷]を[オフ]に設定します。
[LPDバナーページの印刷]を[オフ]に設定した場合、ジョブのバナーページの印刷設定に関わらず、常にバナーページを印刷しません。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

RAW印刷を設定する

通常は、変更する必要はありません。
[RAW印刷]
[RAW印刷]を使用するかどうかを選択します。
[双方向]
双方向通信を行うときは、[双方向]を[オン]に設定します。
双方向通信を行わないときは、[双方向]を[オフ]に設定します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

BMLinkSを設定する

BMLinkSを使用するとき
1.
[BMLinkS]を[使う]に設定します。
BMLinkSは、IPv6には対応していません。
[BMLinkS]を[使う]に設定した場合、自動的に[HTTP]が[オン]に設定されます。
2.
[Discovery送信間隔]で、プリンターの機器情報をネットワークに送信する間隔を選択します。
3.
必要に応じて、[組織名]、[支店名]、[ビル名]、[階数]、[ブロック名]を設定します。それぞれ半角 64 文字/全角 32 文字まで入力できます。
BMLinkSを使用しないとき
[BMLinkS]を[使わない]に設定します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

IPP/IPPS印刷を設定する

IPP/IPPS印刷を使用するとき
1.
[IPP印刷]を[オン]に設定します。
[IPP印刷]を[オン]に設定した場合、自動的に[HTTP]が[オン]に設定されます。
2.
[SSL]を設定します。
IPPS(IPPの通信データのSSLによる暗号化)を使用するときは、[SSL]を[オン]に設定します。
IPPSは、SSL暗号化通信機能が有効になっている場合にのみ使用できます。
鍵と証明書が作成され、使用鍵として登録が行われていない場合は、[SSL]を[オン]に設定できません。
SSL暗号化通信機能の詳細や鍵の登録の手順については、「SSL暗号化通信機能に使用する「鍵と証明書」を設定する」を参照してください。
IPPS(IPPの通信データのSSLによる暗号化)を使用しないときは、[SSL]を[オフ]に設定します。
3.
[IPP認証]を設定します。
IPP認証機能を使用するときは、[IPP認証]を[オン]に設定します。
IPP認証機能を使用しないときは、[IPP認証]を[オフ]に設定します。
4.
[IPP認証]を[オン]に設定したときは、次の項目を設定します。
[IPPユーザー名]: IPP認証で使用するユーザー名を入力します。24 文字までの半角英数字を入力できます。
[IPPパスワード]: IPP認証で使用するパスワードを入力します。24 文字までの半角英数字を入力できます。
IPP/IPPS印刷を使用しないとき
[IPP印刷]を[オフ]に設定します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

WSD印刷を設定する

[WSD印刷]
[WSD印刷]を使用するかどうかを選択します。WSD印刷は、IPv6には対応していません。
[WSD参照]
WSDでプリンター情報を取得するかどうかを選択します。
[WSD印刷]を[オン]に設定すると、[WSD参照]は[オン]に固定されます。
[WSD印刷]が[オフ]のときのみ、[WSD参照]を[オフ]に設定できます。
[マルチキャスト探索]
[マルチキャスト探索]を使用するかどうかを選択します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

HTTPを設定する

HTTP機能を使用するかどうかを選択します。
重要
[HTTP]を[オフ]に設定したとき
[HTTP]を[オフ]に設定した場合、次の項目は自動的に設定されます。
[BMLinkS]
[使わない]
[IPP印刷]
[オフ]
[リモートUI]*
[オフ]
*
プリンターの操作パネルとFTP クライアントからのみ設定可能
[オフ]に設定するときは、ネットワーク管理者に相談してから設定してください。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

プロキシー機能を設定する

プロキシー機能を使用するとき
1.
[プロキシー]を[オン]に設定します。
2.
[HTTPプロキシーサーバーのアドレス]に、プロキシー機能で使用するプロキシーサーバーのアドレスを入力します。
3.
[HTTPプロキシーサーバーのポート番号]に、プロキシー機能で使用するプロキシーサーバーのポート番号を入力します。
[0]~[99999]の間で設定できます。
4.
[同一ドメインにもプロキシーを使用]を設定します。
同一ドメインにもプロキシー機能を使用するときは、[同一ドメインにもプロキシーを使用]を[オン]に設定します。
同一ドメインにはプロキシー機能を使用しないときは、[同一ドメインにもプロキシーを使用]を[オフ]に設定します。
5.
[プロキシー認証]を設定します。
プロキシー認証機能を使用するときは、[プロキシー認証]を[オン]に設定します。
プロキシー認証機能を使用しないときは、[プロキシー認証]を[オフ]に設定します。
6.
[プロキシー認証]を[オン]に設定した場合は、次の項目を設定します。
[ユーザー名]: プロキシー認証で使用するユーザー名を入力します。24 文字までの半角英数字を入力できます。
[パスワード]: プロキシー認証で使用するパスワードを入力します。24 文字までの半角英数字を入力できます。
プロキシー機能を使用しないとき
[プロキシー]を[オフ]に設定します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

マルチキャスト探索を設定する

[マルチキャスト探索応答]
[マルチキャスト探索応答]を使用するかどうかを選択します。
[スコープ名]
NetSpot Device Installerなどのユーティリティーソフトウェアからマルチキャストによる特定のデバイスの探索をするときに使用するスコープ名を入力します。32 文字までの半角英数字を入力できます。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。

SNTPを設定する

SNTPクライアント機能を使用して時刻情報を得るとき
1.
[SNTP]を[オン]に設定します。
2.
[NTPサーバー名]を設定します。
DNSを設定しているときは、[NTPサーバー名]にNTPサーバーのサーバー名を入力します。
DNSを設定していないときは、[NTPサーバー名]にNTPサーバーのIPアドレスを入力します。
3.
[ポーリング間隔]で、NTPサーバーへ時刻情報を問い合わせる間隔を設定します。
[1]~[48](時間)の間で設定できます。
SNTPクライアント機能を使用して時刻情報を得ないとき
[SNTP]を[オフ]に設定します。
他の項目の設定を行わないときは、手順5に進みます。
5
[OK]をクリックします。
6
ハードリセット、またはプリンターを再起動します。
→ ハードリセット後、またはプリンターの再起動後に設定が有効になります 。
メモ
ハードリセットするには
ハードリセットは、次の手順で行うことができます。
1.
[デバイス管理]メニューから[状態]を選択します。
2.
[デバイス制御]をクリックします。
3.
[ハードリセット]を選択したあと、[実行]をクリックします。
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