こんなことができます

次の2種類の格納場所に、原稿を読み込んで保存できます。
ネットワークの使用に必要なオプションについては、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
ネットワーク
メモリーメディア
ファイルを保存するには、メインメニューから[スキャンして保存]を押して格納場所を指定します。

ネットワーク

ネットワークとは、本製品からアクセス可能なネットワーク上にある他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのメモリー領域(アドバンスドボックス)です。
[ネットワーク]から他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックスを選択することによって、本製品から読み込んだ原稿を他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックスへ保存したり、他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックス内のファイルを本製品でプリントしたりできます。
また、[ネットワーク]に保存したデータをコンピューターから参照/プリントすることもできます。
本製品からPDFファイルをプリントする場合、必要なオプションについては、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
ネットワークにファイルを保存する手順については、「ネットワークに原稿を読み込む」を参照してください。ネットワークを使用するための設定については、「ネットワークの使用設定について」を参照してください。

メモリーメディア

メモリーメディアとは、本製品のUSBポートへUSBメモリーを接続して利用できる格納場所です。本製品から読み込んだ原稿を、コンピューターでも利用可能なファイル形式でメモリーメディアに保存したり、メモリーメディアに保存されているファイルを本製品からプリントしたりできます。
本製品からPDFファイルをプリントする場合、必要なオプションについては、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
USBデバイスポート・C1とマルチメディアリーダー/ライタ-・A2を装着すると、SDカード、Memory Stick、CFカードやMicrodriveを利用できるようになります。詳しくは、「USBデバイスポート・C1」「マルチメディアリーダー/ライター・A2」を参照してください。
メモリーメディアにファイルを保存する手順については、「メモリーメディアに原稿を読み込む」を参照してください。
重要
メモリーメディアのサポート内容は次のとおりです。
種類:USBメモリー
ファイルシステム:FAT32
次のような機器の使用はサポートしていません。
セキュリティー機能付きのメモリーメディア
USB規格に準拠していないメモリーメディア
USB接続のメモリーカードリーダー
次のような使用のしかたはサポートしていません。
延長ケーブルを使ってのメモリーメディアの使用
USBハブ経由でのメモリーメディアの使用
お使いのメモリーメディアによっては正しく使用できないことがあります。

利用できるファイル形式

[スキャンして保存]で利用できるファイル形式は、次のとおりになります。ファイルリストでは、アイコンでファイル形式が区別されます。
ファイル形式
説明
アイコン
PDFファイル
アウトライン、高圧縮、OCR、暗号化、電子署名、Reader Extensionsを設定したPDF
JPEGファイル
フルカラーまたはグレー
TIFFファイル
白黒2値
ファイル形式を選択する方法については、「ファイル形式の設定をする」を参照してください。

ネットワークの使用設定について

SMBまたはWebDAVで公開された他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックス(ネットワーク)を本製品から使用するには、次の設定が必要となります。
本製品での設定:
[ネットワークプレース設定]で、外部公開されている他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックスを登録する。(→外部参照先のアドバンスドボックス(ネットワークプレース)を設定/管理する)
[外部参照時の通信プロトコル]で、外部公開されている他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックスと同じ通信プロトコルを設定する。(→外部参照時の通信プロトコルを使用する)
アドバンスドボックスを備えた他のimageRUNNER ADVANCEシリーズでの設定:
アドバンスドボックスを外部公開する設定が必要です。

ネットワーク(他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックス)へのファイル保存時に表示されるエラーメッセージ

SMBまたはWebDAVで公開されたネットワーク(他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックス)へファイルを保存しようとしたときにエラーが起きると、タッチパネルディスプレーにエラーメッセージが表示されます。
「ネットワークでエラーが発生したため実行できませんでした。」というエラーメッセージが表示された場合、保存先である複合機についても確認が必要になることがあります。以下に原因とその対処方法について説明しています。
原因1
保存先のファンクション設定(設定/登録)の[外部からの書き込み禁止]が「ON」になっている。
処置
保存先のファンクション設定(設定/登録)の[外部からの書き込み禁止]を「OFF」にしてください。
原因2
保存先の共有スペース(share)または個人スペース(users)の直下にファイルを保存しようとした。
処置
共有スペース(share)または個人スペース(users)の直下にはファイルを保存できません。スペース内のフォルダーを選択したあと、ファイルを保存してください。
原因3
保存先にファイルを保存しようとしたときのフルパス(ファイル名と保存先を示すフォルダー名)が長すぎた。
処置
パス長が「/share」または「/users」と合わせて256文字以内になるように、フォルダー名やファイル名を短くしてください。または、保存先を変更してください。
原因4
アドバンスドボックスに保存可能なファイル/フォルダー数の上限(10万件)を超えて保存しようとした。または、指定したフォルダー内に保存可能なファイル/フォルダー数の上限(1000件)を超えて保存しようとした。
処置
保存先フォルダー内の不要なファイルを削除してから、操作をやりなおしてください。または、保存先を変更してください。
原因5
保存先のハードディスク容量の上限を超えて保存しようとした。
処置
保存先の不要なファイルを削除してから、操作をやりなおしてください。または、保存先を変更してください。
メモ
アドバンスドボックスについては、アドバンスドボックスを備えた他のimageRUNNER ADVANCEシリーズの取扱説明書を参照してください。
ファイルが正しく保存されたかどうかは、 (状況確認/中止)→[保存]→[ジョブ履歴]を押して、確認することができます。結果に「NG」と表示されている場合は、[詳細情報]を押して、終了コード番号を確認してください。終了コード番号の原因と処置については、基本操作ガイド「自己診断表示(終了コード一覧)」を参照してください。