ユーザーメンテナンス

 
給紙部ごとの印字位置の補正や印刷品質を改善させる設定など、本機の調整に関する設定項目を一覧で説明します。ここでの設定項目は、本機がオフラインのときに変更することができます。太字はお買い上げ時の設定です。
項目にアスタリスク(*)が付いているとき
オプションのペーパーフィーダーまたはSDカードの有無や他の設定内容によっては表示されません。
 

印字位置調整

給紙部ごとに印字位置を調整します。印字位置を調整する
縦位置補正(両面)
両面印刷の1ページ目(オモテ面)に印刷するときのタテ方向の印字位置を調整します。2ページ目(ウラ面)の印字位置は、印刷時の給紙部の設定に従います。
-5.0~0.0~+5.0(mm)
横位置補正(両面)
両面印刷の1ページ目(オモテ面)に印刷するときのヨコ方向の印字位置を調整します。2ページ目(ウラ面)の印字位置は、印刷時の給紙部の設定に従います。
• 手差し
-2.25~0.00~+2.25(mm)
• カセット1~4*
-2.25~0.00~+2.25(mm)
縦位置補正(手差し)
手差しトレイから印刷するときのタテ方向の印字位置を調整します。
-5.0~0.0~+5.0(mm)
横位置補正(手差し)
手差しトレイから印刷するときのヨコ方向の印字位置を調整します。
-2.25~0.00~+2.25(mm)
縦位置補正(カセット1~4) *
給紙カセットから印刷するときのタテ方向の印字位置を調整します。
-5.0~0.0~+5.0(mm)
横位置補正(カセット1~4) *
給紙カセットから印刷するときのヨコ方向の印字位置を調整します。
-2.25~0.00~+2.25(mm)

リカバリー印刷

紙づまりが起きたときやエラーが発生したときに、印刷が中断したページを再度印刷するかどうかを設定します。
OFF
ON

カウンター初期化

定着器の印刷ページ数を初期化するかどうかを設定します。
定着器
同一の定着器で印刷したページ数を初期化します。この操作は定着器を交換した場合に行います。定着器を交換する

用紙サイズ確認

用紙サイズが<フリーサイズ>に設定されている給紙部から印刷したときに、給紙された用紙のサイズを確認するかどうかを設定します。<ON>に設定すると、給紙された用紙のサイズが印刷データと異なる場合、用紙サイズを確認するメッセージを表示して印刷が停止します。
OFF
ON
給紙された用紙と印刷データのサイズにあまり差がないときは、設定が<ON>であってもメッセージは表示されず印刷を継続することがあります。

用紙サイズ置換

A4とレターサイズの用紙を互いに代用して印刷するかどうかを設定します。<ON>を選ぶと、「パソコンから印刷しようとA4用紙を指定したがセットされていなかった」というとき、代わりにレターサイズの用紙に印刷されます。
OFF
ON

自動用紙種類検知モード

使用する頻度の高い用紙サイズなどに応じて、自動用紙種類検知(自動用紙種類検知)の機能を最適化します。通常は、お買い上げ時の設定でお使いになることをおすすめします。
モード1
モード2
モード3
本項目は、給紙選択メニューの<自動用紙種類検知>を<OFF>以外の設定にしたときに有効になります。
お買い上げ時の設定を変更すると、用紙種類が正しく判別されない場合があります。

縦送り印字優先モード

タテとヨコ両方のセットができる用紙サイズを印刷するときに、ヨコ置きの用紙を優先して給紙したい場合、この項目を<ON>に設定してください。この設定は<給紙モード>が<自動>の場合にのみ適用されます。
OFF
ON

画像特殊処理

濃い文字や線の中央が抜けて印刷される場合に、この項目を設定してください。改善効果は<レベル1>よりも<レベル2>の方が強くなります。
OFF
レベル1
レベル2
改善効果を強くすると、印刷濃度が薄くなります。

転写特殊処理

低湿度環境で使用しているときに、画像や文字がにじむことがあります。その場合は、<ON>に設定すると改善されることがあります。
OFF
ON
<ON>に設定すると、高湿度環境で使用しているときに濃度が薄くなったりムラが発生したりすることがあります。

白黒カラー切替モード

白黒とカラーの印刷データが混在する場合に、印刷速度を優先して印刷するか、CMYのトナーカートリッジ使用量を抑えて印刷するかどうかを設定します。
モード1
モード2
<モード2>に設定すると、印刷速度が遅くなることがあります。

濃度特殊処理

高湿度環境で使用しているときに、濃度が薄くなったりムラが発生したりすることがあります。その場合は、<ON>に設定すると改善されることがあります。
OFF
ON
<ON>に設定すると、低湿度環境で使用しているときに画像や文字がにじむことがあります。

SDカードメンテナンス *

SDカードにエラーが発生したり、SDカードを廃棄したりする場合に、データをすべて消去することができます。
フォーマット
SDカードの初期化を行います。SDカードに保存されているデータはすべて消去されます。
廃棄時消去
SDカードのデータを消去します。通常では消すことができないデータの断片をすべて消去してから廃棄したいときなどに、必要に応じて行ってください。SDカードのデータをすべて消去する

特殊印字処理

正しく印刷できないときに設定する項目がまとめられています。
用紙カール補正
印刷した用紙がカールするときは、カールが発生した給紙部を<ON>に設定してください。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷速度が遅くなることがあります。また、印刷がかすれることがあります。
薄紙うねり軽減
薄紙に印刷したときに用紙がしわになる(うねる)場合は、<ON>に設定すると改善されることがあります。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷がかすれることがあります。
排紙貼り付き軽減モード
印刷データの画像濃度によっては、両面印刷時に用紙同士が貼り付いてしまうことがあります。その場合は、この項目を設定すると改善されることがあります。
OFF
モード1
モード2
<モード2>は<モード1>より貼り付き改善効果が大きくなりますが、両面印刷時の印刷速度は遅くなります。
封筒特殊処理
湿った封筒を使用している場合に、封筒のふたが貼り付いてしまうときは、<ON>に設定してください。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷がかすれることがあります。
白すじ補正
印刷された画像に、白いすじ(線)が入ることがあります。その場合は、<ON>に設定すると改善されることがあります。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷濃度が薄くなります。
定着改善モード
用紙の種類や使用環境によっては、印刷された画像のトナーがはがれることがあります。その場合は、この項目を設定すると改善されることがあります。改善効果は<OFF>が最も弱く、<モード2>が最も強くなります。
OFF
モード1
モード2
<モード2>に設定すると、印字速度が遅くなります。
用紙の種類や使用環境を変えることで、設定を変更しなくてもトナーはがれが改善されることがあります。
後端定着改善
印刷された画像の後端部分だけトナーが十分に定着されずに色が濃くなる場合は、<ON>に設定すると改善されることがあります。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷速度が遅くなります。
用紙スリップ軽減モード
使用環境によっては、印刷時に用紙が正しく送られず、印刷品質が低下することがあります。その場合は、この項目を設定すると改善されることがあります。改善効果と印刷速度のどちらを優先するかに応じて、モードを設定してください。
モード1
モード2
モード3

特殊印字モードC

用紙の種類や使用環境によっては、印刷された画像ににじんだような汚れが付くことがあります。その場合は、<ON>に設定すると改善されることがあります。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷速度が遅くなります。

バーコード調整

印刷したバーコードが読み取れないときは、この項目を<細め>に設定してください。
普通
細め

ファームウェア更新

本機のファームウェアをバージョンアップします。

初回キャリブレーション

電源を入れたあと、自動的にキャリブレーションを行うタイミングを選びます。色ずれ調整と濃度制御の種類別に設定することができます。
• 色ずれ調整
ジョブ終了後実行
即時実行
• 濃度制御
ジョブ終了後実行
即時実行

給紙方法切替

ロゴマーク付きの用紙に印刷するときに設定します。通常、ロゴマーク付きの用紙を印刷するときは、片面印刷と両面印刷でセットする用紙のオモテ/ウラを変更しなければなりませんが、<印刷面優先>に設定すれば、いずれの場合もロゴマーク面がウラになるようにセットするだけで済みます。詳細については、ロゴなどが印刷された用紙をセットするを参照してください。
速度優先
印刷面優先

ジョブ一覧表示

操作パネルの (ジョブ確認/中止)を押したときに、印刷中や印刷待ちのデータを一覧表示するかどうかを設定します。
OFF
ON
<OFF>に設定した場合に、(ジョブ確認/中止)を押すと、現在印刷中の文書を中止します。

低印字印刷モード

イエロートナーの使用が少ないことが見込まれる場合は、イエロートナーカートリッジの装着前にこの項目を<ON>に設定してください。
OFF
ON
<ON>に設定すると、印刷速度が遅くなることがあります。

設定のインポート/エクスポート

本機に登録されているデータや各種設定値などを書き出して(エクスポート)、USBメモリーに保存できます。もちろん、書き出したデータは読み込む(インポート)ことができます。また、同一機種間であれば、本機から書き出したデータを他機で読み込んだり、他機のデータを本機で読み込んだりすることができます。
インポート
本機からUSBメモリーに書き出したデータを読み込みます。
エクスポート
本機に登録されているデータや各種設定値などをUSBメモリーに保存します。
本体右側面のUSBポートのみ使用できます。
USBメモリーを接続したときに、<USBメモリーから印刷できます。>の画面が表示された場合は、(機能選択)を押してください。
設定のインポート/エクスポートの詳細は、設定データの保存/読み込みをするを参照してください。

キャリブレーション実行頻度

自動的にキャリブレーションを行う頻度を設定します。色ずれなどが発生しやすい場合は、この項目を<高め>に設定してください。
標準
高い

クリーニング予告

定着器のクリーニングを促すメッセージを表示するかどうかを設定します。
OFF
ON

クリーニング予告時期 *

<クリーニング予告>を<ON>に設定したときに、定着器のクリーニングを促すメッセージを表示するタイミングを1,000ページ単位で設定できます。共通ステータスプリントではメッセージが表示されるまでの残りページ数を確認することができます(共通ステータスプリント)。
1000~50000(ページ)

トナー交換予告時期

トナーカートリッジ残量が少なくなったときのメッセージの表示タイミングを変更する場合に<カスタム>に設定します。
デフォルト
カスタム

トナー交換予告時期指定 *

<トナー交換予告時期>を<カスタム>に設定したときに、メッセージを表示するタイミングを設定します。
1~20~99(%)
0YEF-05U