ページレイアウトグループ

ページレイアウトグループでは、IBM5577とキヤノン複合機/プリンターのあいだでの用紙サイズと用紙の向き、印字位置の調整などを行うことができます。
太字で示されている設定値は、工場出荷時の値です。

ページフォーマット


実寸縦、実寸横、10インチ→A4縦、15インチ→A4横、15インチ→B4横、B4→A4縦、B4→A4横

IBM5577の印字に対応する本エミュレーションモードのページフォーマットを次の7種類から選択します。ページフォーマット
[実寸縦](Fmode 1)
A3、B4、A4、B5、A5、はがきサイズの用紙をIBM5577に縦置きでセットした場合と同じ印字結果になります。
メニューの用紙サイズでは、IBM5577と同じ用紙サイズを設定します。ただし、お使いの機種によって、使用できる用紙サイズの種類は異なる場合があります。
[実寸横](Fmode 2)
A3、B4、A4、B5、A5、はがきサイズの用紙をIBM5577に横置きでセットした場合と同じ印字結果になります。メニューの用紙サイズでは、IBM5577と同じ用紙サイズを設定します。ただし、お使いの機種によって、使用できる用紙サイズの種類は異なる場合があります。
[10インチ→A4縦](Fmode 3)
IBM5577で10×11インチの連続用紙に印字するデータ(80文字×66行)をA4サイズに入るように縮小してポートレイトで印字します。メニューの用紙サイズでは、A4サイズ以上の用紙を設定します。
[15インチ→A4横](Fmode 4)
IBM5577で15×11インチの連続用紙に印字するデータ(132文字×66行)をA4サイズに入るように縮小してランドスケープで印字します。メニューの用紙サイズでは、A4サイズ以上の用紙を設定します。
[15インチ→B4横](Fmode 6)
IBM5577で15×11インチの連続用紙に印字するデータ(132文字×66行)をB4サイズに入るように縮小してランドスケープで印字します。メニューの用紙サイズでは、B4サイズ以上の用紙を設定します。
B4サイズの用紙に印刷できないキヤノン複合機/プリンターをお使いの場合、この設定値は選択しないようにしてください。この設定値を選択してA4サイズなどの用紙で印刷すると、用紙からはみ出たデータは印刷されません。
[B4→A4縦](Fmode 7)
IBM5577でB4サイズのカット紙を縦置きにセットして印字するデータをA4サイズに入るように3/4に縮小してポートレイトで印字します。メニューの用紙サイズでは、A4サイズ以上の用紙を設定します。
[B4→A4横](Fmode 8)
IBM5577でB4サイズのカット紙を横置きにセットして印字するデータをA4サイズに入るように3/4に縮小してランドスケープで印字します。メニューの用紙サイズでは、A4サイズ以上の用紙を設定します。

上余白


-127~0~+127

それぞれのページフォーマットで設定されているTOF行の上端を基準として、印字開始位置を上下方向にずらす量を255段階で指定します。印字開始位置を下方にずらす場合はプラス(+)方向、上方にずらす場合はマイナス(-)方向になります。
【単位】
1/72インチ(約0.35 mm)

カット紙のページフォーマット(Fmode 1、2、7、8)での印字動作

上余白を増やした場合、有効印字領域の下端を越えた印字データは、次ページのTOF行から印字されます。上余白を減らした場合、有効印字領域の上端を越えた部分の印字データは印字されません。

連続用紙のページフォーマット(Fmode 3、4、6)での印字動作

上余白を増やした場合、印字データが有効印字領域の下端を越えると、ボトム位置からページ長(初期状態のTOF行からボトム位置までの範囲)までのデータは印字されません。上余白を減らした場合、有効印字領域の上端を越えた部分の印字データは印字されません。

用紙位置微調整


-127~0~+127

用紙の左端を基準として、印字位置を左右方向にずらす量を255段階で指定します。印字開始位置を左にずらす場合はプラス(+)方向、右にずらす場合はマイナス(-)方向になります。
【単位】
1/72インチ(約0.35 mm)
用紙位置を微調整したときの印字位置は、ページフォーマットおよび印字領域(標準/ワイド領域モード)の設定によって次のようになります。

実寸のページフォーマット(Fmode 1、2)での印字動作

縮小のページフォーマット(Fmode 3、4、6、7、8)での印字動作

標準領域モード
ワイド領域モード

領域


標準、ワイド

ページフォーマットに従ったレイアウトで印字するか、有効印字領域ほぼいっぱいに印字するかを設定します。
[標準](標準領域モード)
ページフォーマットにしたがった印字領域で印字を行います。したがって、IBM5577と同じレイアウトで印字できます。
[ワイド](ワイド領域モード)
印字データの縮小率のみページフォーマットにしたがって、印字領域をセットされている用紙の有効印字領域とほぼ同じ範囲まで広げます。IBM5577の印字結果のレイアウトと異なりますが、ページフォーマットの印字領域の制限がなくなるため、用紙の紙面を有効に使って印字することができます。
現在のページフォーマットに関係なく設定を行えますが、実際に設定が有効になるのは、印字データを縮小するページフォーマット(Fmode 3、4、6、7、8)が指定された場合に限られます。

右マージン既定値


印刷幅、右端

初期状態の右マージンの位置を指定します。
[印刷幅]
右マージン位置をメニューの印刷幅の設定(13.2インチ、13.6インチ、8インチ)にします。
[右端]
右マージン位置を現在の用紙サイズの有効印字領域の右端に設定します。
この設定は、実寸で印字するページフォーマット(Fmode 1、2)が指定された場合に有効になります。

印刷幅


13.2インチ、8インチ、13.6インチ

初期状態の印刷幅を選択します。
印刷幅は、用紙サイズおよび設定されている左右マージンの位置には関係なく設定されます。なお、メニューの右マージン既定値を[印刷幅]に設定すると、印刷幅の設定位置が右マージン位置になります。

用紙サイズ


A3、B4、A4、B5、A5、はがき

印字する用紙のサイズを設定します。それぞれの定形サイズの用紙を設定します。
お使いの機種によって、使用できる用紙サイズの種類は異なる場合があります。
設定した用紙サイズが、現在指定されている給紙元にセットされている用紙サイズと合わない場合は、正しいサイズの用紙をセットするようにメッセージが表示されます。ページフォーマット

2ページ印刷設定


しない、左、右

A4サイズまたはB5サイズで作成された印字データを、A3サイズまたはB4サイズの用紙に見開きで2ページ分ずつ並べて印字するかどうかを設定します。
[しない]
2ページ印刷を行いません。
[左](左開き印刷)
2ページ分の印字データを左開きでとじられるようにページの向きを調節して見開きで印字します。ポートレイトの場合は、左側が1ページ目、右側が2ページ目になり、ランドスケープの場合は、上側が1ページ目、下側が2ページ目になります。
[右](右開き印刷)
2ページ分の印字データを右開きでとじられるようにページの向きを調節して見開きで印字します。ポートレイトの場合は、右側が1ページ目、左側が2ページ目になり、ランドスケープの場合は、下側が1ページ目、上側が2ページ目になります。
アプリケーションソフトウェアを利用している場合、ソフトウェア側でページごとに用紙サイズを指示していることがあります。このときは、2ページ印刷できないことがあります。
お使いの機種によっては、2ページ印刷機能は使用できません。2ページ印刷機能

横方向の拡大縮小


拡大/縮小
する、しない
拡大/縮小率*
50~100~200%
*オプションの有無や他の設定項目の内容によって表示されるときと、表示されないときがあります。

横方向の拡大/縮小印刷を行うかどうかを設定します。
[しない]
作図データをページフォーマットに従って用紙に印刷します。
[50%]~[200%]
[拡大/縮小]を[する]に設定した場合、拡大または縮小する倍率を設定します。
倍率の指定はページフォーマットが、Fmode1、2、3、4、6のとき有効です。
指定されたパーセントは、内部処理時に小数点以下切り捨てが行われるため正確な結果が出ない場合があります。
本設定項目を[しない]に設定した場合と、倍率を100%に設定した場合とでは、印字結果が異なることがあります。
倍率を指定した場合、システムオーバーレイは無効となります。
ビットマップフォントに対する拡大縮小は行われません。

縦方向の拡大縮小


拡大/縮小
する、しない
拡大/縮小率*
50~100~200%
*オプションの有無や他の設定項目の内容によって表示されるときと、表示されないときがあります。

縦方向の拡大/縮小印刷を行うかどうかを設定します。
[しない]
拡大/縮小を行いません。作図データをページフォーマットに従って用紙に印刷します。
[50%]~[200%]
[拡大/縮小]を[する]に設定した場合、拡大または縮小する倍率を設定します。
倍率の指定はページフォーマットが、Fmode1、2、3、4、6のとき有効です。
指定されたパーセントは、内部処理時に小数点以下切り捨てが行われるため正確な結果が出ない場合があります。
本設定項目を[しない]に設定した場合と、倍率を100%に設定した場合とでは、印字結果が異なることがあります。
倍率を指定した場合、システムオーバーレイは無効となります。
ビットマップフォントに対する拡大縮小は行われません。
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