SMS/SCCMからインストールする

Desktopは、Microsoft Systems Management Server(SMS)およびSystem Center Configuration Manager(SCCM)からの配布に対応しています。
インストーラーをSMS/SCCMにアップロードしてインストールする
終了コード
サイレントモードでDesktopを変更する
メモ
SMS/SCCMの運用方法は、MicrosoftのWebサイトや、SMS/SCCMの製品マニュアルで確認してください。
SCCMによるDesktopの配信インストールでは、通常のインストールで生成されるWeb Services Enhancementsのレジストリが生成されません。

インストーラーをSMS/SCCMにアップロードしてインストールする

1.
「Desktopインストールメディア」からインストーラーを取り出し、必要に応じて詳細パラメーターファイルを編集します。
2.
必要に応じて、既存のDesktop環境からユーザー設定ファイルをエクスポートし、手順1で準備したインストーラーに統合します。
3.
Desktopインストーラーの準備ができたら、SMS/SCCMにアップロードします。
4.
起動コマンドを入力して、配信インストールを行います。
SMS/SCCMからインストーラーを起動するコマンドは、次のようになります。
インストール先が32bit版OSの場合
(SMS/SCCM上のインストーラーを配置したフォルダーまでのパス)\32bit\setup.exe/qn "(詳細パラメーターファイルまでの絶対パス)\(詳細パラメーターファイル名:*.ini)" /i /m
メモ
上記の入力例のとおり、サイレントモードでの起動とは、末尾の「/m」のみ異なります。「/m」は、SMS/SCCMからインストールする場合に、MIFファイルによる実行結果の通知を行うための引数です。
インストーラーの動作は、SMS/SCCMを使用せずにサイレントモードで起動した場合と同様です。
5.
MIFファイルで終了コードを確認し、配信インストールの終了を確認します。
MIFファイルの終了コードについては、次を参照してください。
終了コード
メモ
MIFファイルの他に、ローカル環境でのサイレントインストールと同様にログファイルiwsetup_yyyymmddhhmmss.logで終了コードを確認できます。配信インストールの場合は、ログファイルはシステム環境変数%TEMP%に作成されます。この場合の終了コードについては、「サイレントモードでインストールする」の手順3を参照してください。

終了コード

SMS/SCCMからインストールした場合は、起動時に引数「/m」を追加することでMIFファイルによる実行結果の通知を行うことができます。生成されるMIFファイルは次のようになります。
項目
内容
ファイル名
iWDesktopInstallStatusMIFFile.mif
製造元名
CANON INC.
プロダクト名称
Desktopの名称
バージョン
Desktopのバージョン
メモ
MIFファイルはWindowsの仕様に応じた場所に作成されます。
MIFファイルを生成するには、クライアント側のコンピューターにSMS/SCCMクライアントがインストールされている必要があります。
MIFファイル内での終了コードは次のようになります。
実行内容が正常終了し、再起動が不要な場合
終了コード
0
ステータス
Success
メッセージID
14000
実行内容が正常終了し、再起動が必要な場合
終了コード
3010
ステータス
Success
メッセージID
14001
再起動は自動には行われません。
実行中に再起動が必要になった場合
終了コード
3010
ステータス
Failed
メッセージID
14002
再起動は自動的には行われず、インストール先のクライアントが再起動されるまでインストールの継続待ちになります。
メモ
クライアントを再起動するとインストールが再開されます。ただし、インストール再開後の実行結果を通知することはできません。
実行中にエラーが発生した場合
終了コード
エラーコード
ステータス
Failed
メッセージID
14003
エラーコードについては、次を参照してください。

サイレントモードでDesktopを変更する

サイレントモードでは、インストーラーと同じバージョンのDesktopがインストールされていると、処理が中断されます。ただし、ここで示す方法でサイレントモードでのDesktopの変更が可能です。
メモ
インストール/アンインストールの場合とは、「setup.exe」へのファイルパスが異なります。
サイレントモードでDesktopを変更する場合は、変更に必要な設定をコマンドオプションで指定します。
サイレントモードでは、Windowsが制御するUACなどを除き、エラーメッセージを表示しません。
1.
Windowsを起動し、Administrator権限を持つユーザーでログインします。
2.
次のコマンドを実行します。
例:32bit版OSで、「Desktopの変更」を行い、ユーザーズガイドを追加する場合
コマンドプロンプトの起動後、次のように入力します。
(インストーラーを配置したフォルダーまでのパス)\32bit\Resource\LangPack\setup.exe /i /qn
FROMCHANGE=ON BASE=ON INSTALLMANUAL=TRUE LOCALELIST=0411
「/i /qn」以降は必ず上記の書式で入力する必要があります。
FROMCHANGE=ON BASE=ON
Desktopの変更を行うことを表します。
INSTALLMANUAL
ユーザーズガイドをインストールするかどうかを指定します。
指定できる入力値は次のとおりです。
入力値
TRUE
FALSE
設定内容
ユーザーズガイドをインストールします。
ユーザーズガイドをインストールしません。
LOCALELIST=0411
必ず上記のとおりに入力する必要があります。
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