ペーパーデッキに用紙を補給する(本体、PODデッキ・D(オプション))

プリントする用紙を選択した際に選択した用紙がないときや、本製品のプリント動作中にプリントできる用紙がなくなったとき、タッチパネルディスプレーに用紙の補給を促す画面が表示されます。
ペーパーデッキは全体図で見ると以下の箇所です。
次の手順に従って、ペーパーデッキに用紙を補給します。 
注意
ペーパーデッキ内のリフタ-は自動的に上下します。ペーパーデッキに用紙を補給するときは、リフターで指をはさまないように注意してください。
用紙を扱うときは、用紙の端で手を切ったりしないように、注意してください。
重要
主電源が入っている状態でペーパーデッキ内のリフターを手で持ち上げると、ペーパーデッキの誤動作や故障の原因となります。ペーパーデッキ内にものを落としたときなど、リフターを持ち上げる必要がある場合は、ペーパーデッキをあけた状態で主電源を切ってください。主電源を切る方法は、「主電源の切りかた」を参照してください。
ペーパーデッキが本体の奥まで押し込まれていないときでも、用紙補給画面が表示されることがあります。ペーパーデッキは「カチッ」と音がするまで、本体の奥に押し込んでください。
次のような用紙を、ペーパーデッキにセットしないでください。紙づまりの原因になります。
大きくカールした用紙、しわのある用紙
4面はがき以外の郵便はがき
薄いわら半紙
400 g/m2を超える厚紙
60 g/m2 未満の薄紙
熱転写プリンターで印字した用紙
熱転写プリンターで印字した用紙のウラ面
85 g/m2以下のコート紙を使用する場合、給紙箇所の用紙残量が少ないと角折れやしわなどが発生する可能性があります。用紙残量表示が[]の場合の使用は避けてください。縦送りでしわが発生した場合、横送りで運用してください。
用紙はよくさばいてからセットしてください。薄紙、再生紙、パンチ済み紙、厚紙、OHPフィルム、透明フィルム、半透明フィルム、インデックス紙などの用紙は特によくさばいてからセットしてください。
ペーパーデッキの用紙をセットする部分以外のスペースに、用紙や用紙以外のものを入れないでください。紙づまりの原因になることがあります。
ペーパーデッキの内部には紙さばき用ファンが取り付けられています。送風口にクリップなどの異物を入れないでください。
ホチキスを設定してプリント中に用紙がなくなって出力が停止した場合は、ホチキスされる前の出力紙の束は取り除かないでください。(用紙を補給すると、出力紙の束はそのまま継続してホチキスされて、出力されます。)
メモ
本体とPODデッキ・D/重連用PODデッキ・Dのペーパーデッキは、同じ手順で用紙をセットすることができます。本書では、本体のペーパーデッキを例に説明します。
PODデッキ・D/重連用PODデッキ・Dはオプションです。
[環境設定](設定/登録)の[用紙の設定]で、セットした用紙のサイズと種類を登録してください。
ユーザー設定サイズの用紙を使用できます。(→ユーザー設定サイズを登録/編集/削除する)
ユーザー設定の用紙に名称をつけて登録/編集できます。(→用紙種類の管理設定について)
セットできる用紙については、「使用できる用紙について」を参照してください。
連続プリント中に用紙補給のメッセージが表示されたときには、用紙を補給したあと自動的にプリントが再開されます。他の給紙箇所を選択した場合は、[OK]を押すとプリントが再開されます。
[中止]を押すと、プリントが中止されます。
現在使用していないファンクションを使用するには、[他のファンクションへ]を押し、目的のファンクションを選択したあと、[閉じる]を押します。
ペーパーデッキにセットする用紙を普通紙からコート紙に切り替えた場合は、用紙をさばく温風の温度調節が必要なため、しばらくお待ちいただくことがあります。

1.
用紙をセットするペーパーデッキのオープンボタンを押します。
重要
本製品がスリープモードに移行しているとき(タッチパネルディスプレーの表示が消灯し、(節電)が点灯しているとき)はペーパーデッキを開けない場合があります。この場合は、(節電)を押して、スリープモードを解除してからオープンボタンを押してください。
2.
ペーパーデッキの取っ手を持ち、そのまま止まるところまで手前に引き出します。
内部のリフターが自動的に用紙補給位置まで下がります。
3.
包装紙を開いて、用紙を取り出します。
メモ
より良いプリント結果を得ていただくため、キヤノン推奨用紙をお使いになることをおすすめします。
用紙をセットするときは、給紙されやすくするために数回さばき、用紙の端をそろえてください。また、包装紙を開いて取り出した用紙は、束ごとさばいてください。
4.
内部リフターが下がったことを確認し、用紙をセットします。
用紙を揃え、ペーパーデッキの右側面にぴったりとつき当ててセットしてください。
重要
次のようなときは、使用する用紙にあわせて規制板をセットしてください。(→ペーパーデッキの用紙サイズを変更する(本体、PODデッキ・D(オプション)))
ペーパーデッキに初めて用紙を補給するとき
補給した用紙の大きさが規制板の位置と合っておらず、用紙がたわんだり、隙間ができたりするとき
用紙をペーパーデッキにセットする際、後端規制板に強い衝撃を与えないでください。故障の原因になります。
すでにプリントした用紙をペーパーデッキにセットしないでください。故障の原因になります。
用紙がカールしているときは、カールをなおしてからセットしてください。
用紙の高さが積載制限表示()をオーバーしないように注意してください。
メモ
本体のペーパーデッキにはそれぞれ約1000 枚(80 g/m2)の用紙がセットできます。
PODデッキ・D/重連用PODデッキ・Dのペーパーデッキには、上段と中段にそれぞれ約1000枚(80 g/m2)、下段に約2000枚(80 g/m2)の用紙がセットできます。
用紙の包装紙に給紙面についての指示が書かれている場合は、その指示に従って用紙をセットしてください。
ペーパーデッキに用紙をセットする場合は、プリントする面を下にしてセットしてください。
プリントするときに不具合が生じた場合は、用紙を裏返してセットしなおしてください。ただし、エンボス紙や片面コート紙などの場合は裏返せません。新しい用紙に交換してください。
あらかじめロゴなどが印刷されている用紙のプリント方向については、「原稿向きと用紙向きの関係について」を参照してください。
5.
ペーパーデッキをカチッと音がするまで静かに本体に押し込みます。
リフターが自動的に上がり、プリントできる状態になります。
注意
ペーパーデッキを本体に戻すときは、すき間に指をはさまないように注意してください。
重要
積載制限枚数を超えたり、ペーパーデッキが確実に閉じられていないと、コピーやプリントができません。ペーパーデッキが確実にセットされているか確認してください。用紙を入れすぎている場合は、積載制限の表示()まで用紙を減らしてください。
メモ
ペーパーデッキに初めて用紙を補給するときは、使用する用紙にあわせて用紙サイズラベルをセットしてください。(→ペーパーデッキの用紙サイズを変更する(本体、PODデッキ・D(オプション)))
残った用紙は包装紙に包み、湿気が少なく直射日光の当たらない場所に保管してください。
用紙切れでプリント動作が中断されたときは、用紙を補給してください。用紙補給後、プリント動作が再開されます。
吸湿している用紙に印刷すると、本製品の排紙部から湯気が出る場合があります。これは、トナーを定着するときの熱によって用紙に含まれる水分が蒸発しているためですので、異常ではありません。(特に、室温が低い場合に発生しやすくなります。)
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