二次転写電圧を変更する
標準紙に出力した場合と比較して、画像が薄くなったり、乱れたりした場合には、登録したユーザー設定用紙の二次転写電圧(トナー像を用紙に転写する際の電圧)を変更します。
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<二次転写電圧の調整>を調整すると、<画像位置調整>の設定に影響を与える可能性があります。必要に応じて<画像位置調整>を再調整してください。 Media Librarianを使用すると、「センシングユニット・B」を使用した二次転写電圧の調整を行えます。
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二次転写電圧を自動調整する(オプション)
「センシングユニット・B」装着時に二次転写電圧の調整を自動で行うことができます。
1
<二次転写電圧の調整>の<変更>を押す
2
<自動調整>を押す
3
<プリントするチャートの種類>と<プリント面>を選択して、<次へ>を押す
プリントするチャートの種類
微調整を行うときは<微調>を、大幅に調整が必要なときは<粗調>を選択します。
プリント面
二次転写電圧を調整する面を選択します。
4
ユーザー設定用紙をセットしている給紙箇所を選択して、 <調整開始>を押す
調整結果が表示されます。
チャートが出力されます。
チャートを設定/出力する
二次転写電圧を調整する場合、まずチャートの用紙をプリントします。
1
<二次転写電圧の調整>の<変更>を押す
2
二次転写電圧の調整方法を選ぶ
出力したチャートを目視し、最適なパッチを判断して手動で調整する場合は<スキャナーを使用しない>を押します。
出力したチャートをスキャナーで読み取り、最適なパッチを自動的に判断して調整する場合は<スキャナーを使用する>を押します。
<スキャナーを使用する>を選択した場合、チャートに使用できる用紙サイズは、A3、A4、11" x 17"、LTRサイズです。
以下の用紙は、スキャナーでの読み取りができませんので、<スキャナーを使用しない>を選択してください。
色紙、べラム紙、半透明フィルム、OHPフィルム、ラベル紙、はがき、封筒
3
<チャートプリント設定>を押す
4
チャートの設定をして、<次へ>を押す
<プリントするチャートの種類> 微調整を行うときは<微調>を、大幅に調整が必要なときは<粗調>を選択します。
<微調>を選択した場合は、調整値が±1刻みのチャートが出力されます。
<粗調>を選択した場合は、調整値が本機の状態に応じた刻み幅のチャートが出力されます。
<プリント面> 二次転写電圧を調整する面を選択します。
| 以下のいずれかの場合は<オモテ面のみ>を選択します。 ユーザー設定用紙の<両面2面目>を<ON>に設定している場合 手差しトレイに用紙をセットし、<用紙種類>から<両面2面目>を設定している場合 |
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5
ユーザー設定用紙をセットしている給紙箇所を選択
<OK>を押す
6
<チャートプリント>または<チャートプリント/スキャン>を押す
手順2で<スキャナーを使用する>を選択したときは、<プリント開始>を押します。
チャートが出力されます。
二次転写電圧を調整する
出力したチャートを使用して二次転写電圧を調整します。「
チャートを設定/出力する」の手順2で選択した二次転写電圧の調整方法によって手順が異なります。
<スキャナーを使用しない>または<手動調整>を選択した場合
チャートの中から最適なパッチを目視で判断し、二次転写電圧を手動で調整します。
1
出力したチャートから最適なパッチを確認する
現在の設定値はチャートの数字がマゼンタで印字されます。
マイナスの数字からプラスの数字へと昇順に確認していき、パッチ内の濃度が均一と思える箇所(サンプルでは-8)と、その数字から2つプラスのパッチ(サンプルでは、-7と-6)を比較し、最適と思える数字を選択します。
チャートの数字付近にアスタリスク(*)が1つ印字してある面がオモテになります。
選択した数字の中で差異がみられない場合は、3つの中から真ん中(サンプルでは-7)を選択してください。
2
<二次転写電圧の調整>画面で、チャートで確認した数値を入力する
<オモテ面>または<ウラ面>を選択し、<->、<+>で数値を入力します。
| 現在の値よりも<->へ調整した方がよい場合 | 現在の値よりも<+>へ調整した方がよい場合 |
用紙の坪量 | 低い (用紙が薄い) | 高い (用紙が厚い) |
画像不良 | 高濃度部の濃度は正常だが、低濃度に小さな白点がでる。
高濃度部に小さな白点が出る。
高濃度部のトナーのり量が少なくなり、かつ小さな濃い斑点がでる。
低濃度部に濃い斑点がでる。
高濃度画像部に、搬送方向に沿ってすじ状の濃度ムラがでる。 | 高濃度部の濃度が不足している。
高濃度部の画像で不均一な濃度ムラがある。
高濃度部の画像の輪郭がぼやける。 |
| 以下のいずれかの場合は<ウラ面>の値を調整してください。 ユーザー設定用紙の<両面2面目>を<ON>に設定している場合 手差しトレイに用紙をセットし、<用紙種類>から<両面2面目>を設定している場合 |
3
<OK>を押す
<スキャナーを使用する>を選択した場合(オプション)
チャートをスキャナーで読み取り、最適なパッチを自動的に判断して調整します。
1
画面の指示に従ってチャートをセットしてください。
原稿の厚さを選択する画面が表示されたときは、使用する原稿の厚さを選択してください。(<フィーダー読込時の原稿厚さのデフォルト設定>を<毎回指定モード>に設定している場合に表示されます。
<フィーダー読込時の原稿厚さのデフォルト設定>)
2
<読込開始>を押す
チャートが読み込まれます。
チャートを両面で出力していた場合は、反対の面を原稿台ガラスにセットしなおし、再度<読込開始>を押してください。
フィーダから読み込む場合は、反対面へセットしなおす必要はありません。
<原稿台による読込へ>を押すと、原稿台ガラスによる読込画面へ切り替わります。ただし、以下の用紙はフィーダからの読み込みができませんので、<原稿台による読込へ>は表示されずに、原稿台からの読み取り画面に切り替わります。
薄紙2、厚紙5~8、片面コート、両面コート、マットコート、エンボス7~8、タブ紙、パンチ済紙
3
チャートを取り除く
4
<OK>を押す