副回線を使用するときの注意事項

副回線のネットワークでは、主回線に比べ、一部利用できないネットワーク機能やサービスなどがあります。

主回線と同時に利用できない機能

DNSサーバー設定
WINSサーバー設定

副回線で利用が制限される機能やサービス

副回線では、以下のネットワーク機能は利用できません。
IPv6アドレス設定
IPsec
NetBIOS
SIP
FTP(ACTIVEモード)
DHCPオプション設定
DNSの動的更新設定
マルチキャスト探索設定
AutoIPによるIPアドレス設定
SMBプロトコルを使用した参照
 
上記に伴い、以下のような機能やサービスは利用できません。
MEAPアプリケーションで、サーバー接続を行う印刷/集計システムの構築
Active Directoryサーバーへの認証システムの構築
SMBおよびWebDAVプロトコルから、DNSの名前解決やNetBIOS名での名前解決を使用したファイル送信*1
マルチキャスト探索を使用した、副回線側の他機の自動探索*1
主回線のIPアドレスを参照する以下の機能
セキュリティーポリシー設定
リモートアドレス帳公開設定
カスタム設定の同期*2
機器情報配信の設定
一括インポート/エクスポート
ビジュアルメッセージ
IPファクス
BMLinkS
リモートファクス(クライアント)
Universal Print
*1IPアドレスを直接指定して送信や探索してください。
*2同一の複合機で動作するサーバーへクライアントからアクセスする際に副回線を利用した接続
メモ
副回線のファイアウォール設定
副回線のファイアウォール設定は、主回線とは別に設定が必要です。副回線のIPアドレスフィルターを設定する
副回線のプロキシー設定
副回線でプロキシーを介して特定のシステムデータ通信を行う場合は、主回線とは別に設定が必要です。副回線のプロキシーを設定する
※システムデータ通信以外の用途でプロキシーを使用する場合は、主回線の設定に副回線で使用するアドレスやポート番号を登録します。プロキシーを使用する
CJ23-025