IPv6アドレスを設定する

IPv6環境では、以下の複数のIPv6アドレスを設定して同時に使用することができます。
リンクローカルアドレス
同一リンク内のみ使用できるアドレスです。ルーターを越える範囲の通信には使用できません。
IPv6アドレスの使用を有効にすると、自動的に設定されます。
ステートレスアドレス
ルーターから通知されるプレフィックスと本機のMACアドレスから自動生成されるアドレスです。
4 つまで登録できます。本機の再起動または電源ON時に破棄されます。
手動アドレス
IPアドレス/プレフィックス長/デフォルトルーターアドレスを、手動で入力するアドレスです。
ステートフルアドレス
DHCPv6を使ってDHCPサーバーから取得するアドレスです。
 
ここでは、操作パネルを使用して設定する方法を説明します。
IPアドレスを設定したあとは、パソコンからリモートUIを使用して設定することもできます。パソコンによる本機の管理 - リモートUI
Administrator権限またはNetworkAdmin権限が必要です。設定の反映には、本機の再起動が必要となります。
1
本機に管理者ユーザーでログインする ログイン方法
2
操作パネルの[ホーム]画面などで、[ 設定/登録]を押す [ホーム]画面
[設定/登録]画面が表示されます。
3
[環境設定][ネットワーク][TCP/IP設定][IPv6設定][IPv6を使用]を押す
[IPv6を使用]画面が表示されます。
4
[IPv6を使用]を[ON]に設定し、[OK]を押す
5
使用するIPv6アドレスを設定する
ステートレスアドレスを使用する場合
1
[ステートレスアドレス設定]を押す
[ステートレスアドレス設定]画面が表示されます。
2
[ステートレスアドレスを使用]を[ON]に設定し、[OK]を押す
手動アドレスを使用する場合
1
[手動アドレス設定]を押す
[手動アドレス設定]画面が表示されます。
2
[手動アドレスを使用]を[ON]に設定する
3
手動アドレス/プレフィックス長/デフォルトルーターアドレスを入力し、[OK]を押す
手動アドレスを入力する場合
[手動アドレス]を押して入力します。
※以下のアドレスは入力できません。
マルチキャストアドレス(「ff」で始まるアドレス)
すべて「0」で構成されるアドレス
IPv4互換アドレス(上位 96 bitが「0」で、下位 32 bitにIPv4アドレスが入っているIPv6アドレス)
IPv4射影アドレス(上位 96 bitが「0:0:0:0:ffff:」で、下位 32 bitにIPv4アドレスが入っているIPv6アドレス)
プレフィックス長を入力する場合
[プレフィックス長]を押し、選択した状態にしてから入力します。
デフォルトルーターアドレスを入力する場合
[デフォルトルーターアドレス]を押して入力します。
※以下のアドレスは入力できません。
マルチキャストアドレス(「ff」で始まるアドレス)
すべて「0」で構成されるアドレス
※デフォルトルーターアドレスを指定しない場合は、空欄のままにしておきます。
4
[OK]を押す
ステートフルアドレスを使用する場合
1
[DHCPv6を使用]を押す
[DHCPv6を使用]画面が表示されます。
2
[ON][OK]を押す
ステートフルアドレスの前半部分のみを取得する場合
1
[ステートフルアドレスのプレフィックスのみ取得]を押す
[ステートフルアドレスのプレフィックスのみ取得]画面が表示されます。
2
[ON][OK]を押す
6
 設定/登録][はい]を押す
本機が再起動し、設定が反映されます。
IPv6アドレスが適切に設定されているか確認するために、接続テストをします。ネットワークの接続状況や設定を確認する
メモ
プリンタードライバーのインストール後にIPアドレスを変更した場合
Windowsの場合は、新しいポートを追加する必要があります。ポートを追加する
macOSの場合は、パソコンに本機を登録しなおす必要があります。本機を登録する方法については、オンラインマニュアルサイトでドライバーのマニュアルを参照してください。
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