動作環境

ここでは、本ソフトウェアの動作環境について説明します。

サーバーコンピューター

本ソフトウェアの動作に必要な環境は、システムの構成によって異なります。

ハードウェア

システム構成に応じた推奨動作環境は、以下の通りです。

管理デバイス数が5,000台以下の場合

マネージャーとエージェントを同じコンピューターにインストールします。
管理デバイス数
~1,000台
~5,000台
マネージャーとエージェントをインストールするコンピューター
プロセッサー *
Core i7
Core i7
論理コア数
4
6
メモリー [GB]
8
16
HDD [GB]
450
450
* 第7世代以上のデスクトップ用。

管理デバイス数が5,000台を超える場合

1つのエージェントの管理デバイス数が5000台以下になるように、複数のエージェントを配置します。1つのマネージャーで管理できるエージェントは10個までです。エージェントの1つを、マネージャーと同じコンピューターにインストールすることもできます。
管理デバイス数
~10,000台
~30,000台
~50,000台
マネージャーとエージェントをインストールするコンピューター
プロセッサー *1
Xeon
Xeon
Xeon
論理コア数
8
16
20
メモリー [GB]
24
40
40
HDD [GB]
500
700
900
マネージャーのみをインストールするコンピューター
プロセッサー *1
Xeon
Xeon
Xeon
論理コア数
8
16
20
メモリー [GB]
16
32
32
HDD [GB]
400
600
800
エージェントのみをインストールするコンピューター
プロセッサー *2
Core i7
Core i7
Core i7
論理コア数
4
4
4
メモリー [GB]
8
8
8
HDD [GB]
100
100
100
エージェントの配置数
2
6
10
*1 Kaby Lake世代以上のデスクトップ用。処理スピードを重視する場合は、Coffee Lake世代以上のデスクトップ用プロセッサーとSSDの使用を推奨します。
*2 第7世代以上のデスクトップ用。処理スピードを重視する場合は、第8世代以上のデスクトップ用プロセッサーとSSDの使用を推奨します。

ソフトウェア

OSとソフトウェア実行環境は、マネージャー、エージェントで共通です。

OS

Microsoft Windows Server 2016 (機能更新プログラムの最新バージョン)
エディション: Standard
Microsoft Windows Server 2019 (機能更新プログラムの最新バージョン)
エディション: Standard
Microsoft Windows Server 2022 (機能更新プログラムの最新バージョン)
エディション: Standard
Microsoft Windows 10 (機能更新プログラムの最新バージョンまたは1つ前のバージョン)
エディション: Pro/Enterprise
プラットフォーム: 64ビット
Microsoft Windows 11 (機能更新プログラムの最新バージョン)
エディション: Pro/Enterprise
重要
OSについて、以下の点を確認してください。
最新のWindows Updateが適用されている
日時と地域が正しく設定されている
スリープモードへ移行しない設定になっている

ソフトウェア実行環境

.NET Framework 4.6.2以上の最新バージョン

データベースソフトウェア

SQLite
Microsoft SQL Server 2017
エディション: Express/Web/Standard/Enterprise
プラットフォーム: 64 ビット
Microsoft SQL Server 2019
エディション: Express/Web/Standard/Enterprise
プラットフォーム: 64 ビット
Microsoft SQL Server 2022
エディション: Express/Web/Standard/Enterprise
プラットフォーム: 64 ビット
重要
SQLiteは、本ソフトウェアに同梱されています。マネージャーのインストール時に、使用するデータベースとしてSQLiteを選択すると、自動的にインストールされます。
管理するデバイスの数が5,000台を超える場合は、Microsoft SQL Serverを使用してください。管理するデバイスの数が3,000台を超える場合は、SQL ServerのStandard EditionまたはEnterprise Editionの使用をお勧めします。
本ソフトウェアは、上記のSQL Serverの最新の状態をサポートします。
SQL Serverをマネージャーとは別のコンピューターで稼働させる場合の動作環境は、本ソフトウェアの動作環境に準じます。

OSとデータベースソフトウェアの言語

日本語/英語

クライアントコンピューター

本ソフトウェアにアクセスできるWebブラウザーは、以下の通りです。
Microsoft Edge *1
Google Chrome
Mozilla Firefox
 
*1 本ソフトウェアは、Microsoft EdgeのIEモードには対応していません。

本ソフトウェアの表示言語

日本語/英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語
表示言語は、Webブラウザーの設定に従います。上記以外の言語に設定している場合は、英語で表示されます。

仮想環境

本ソフトウェアの動作に必要なハードウェア要件を満たした仮想環境で、マネージャーやエージェントを動作させることができます。

ネットワーク

複数のネットワーク接続について

デバイスが複数のネットワーク接続に対応している場合は、デバイスの主回線が接続されているネットワークに、本ソフトウェアが稼働するコンピューターを接続してください。本ソフトウェアは、デバイスの副回線を使用した運用には対応していません。

インターネットプロトコルについて

マネージャーをインストールするコンピューター、エージェントをインストールするコンピューターのいずれも、IPv4で通信できるようにする必要があります。
デバイスは、IPv4、IPv6のいずれかで通信できるようにする必要があります。(両方が有効でも片方が有効でも、本ソフトウェアと通信できます。)

IPv6のみで通信するデバイスについて

本ソフトウェアの管理対象デバイスに、IPv6アドレスのみで通信するように設定されているデバイスが含まれる場合は、以下の設定が必要です。
マネージャーをインストールするコンピューター
IPv4とIPv6の両方で通信できるようにする。
IPv4アドレスとIPv6アドレスのそれぞれに同じFQDNを設定する。
両方のアドレスの情報をDNSサーバーなどの名前解決サーバーに登録する。
エージェントをインストールするコンピューター
IPv4とIPv6の両方で通信できるようにする。
デバイス
デバイスにFQDNを設定する。
デバイスのFQDNをDNSサーバーなどの名前解決サーバーに登録する。
プリンターの初期設定をする (基本機能)
マネージャーのインストール時
インストール中に設定する[サイトアドレス]として、マネージャーのFQDNを指定する。
マネージャーをインストールする
エージェントの管理対象デバイス
IPv6のみで通信するデバイスについては、FQDNを指定する。
エージェントを設定する