階調を補正する

階調とは、色の濃さや明るさが徐々に変化するグラデーションのことです。グラデーションがきれいに再現されなくなり、プリント結果が元のデータや原稿と大きく異なる場合は、階調を補正します(キャリブレーション)。
プリント/スキャンの実行中や、トナー残量がない場合は、補正できません。
階調の補正には、クイック補正/フル補正の 2 種類があります。
まず、簡易的に補正する「クイック補正」を試します。それでも改善されない場合に、精密に補正する「フル補正」を行います。
重要
補正が実行されると、トナーが使用されます。
ひんぱんに補正を実行すると、トナーの寿命に影響することがあります。
補正を実行しても症状が改善されない場合は、トナー残量が少ないことが考えられます。トナーの残量を確認し、残量の少ないトナー容器を交換することをおすすめします。
メモ
本機の使用環境が低温(13℃未満)の場合は、補正できないことがあります。

簡易的に補正する - クイック補正

ここでは、操作パネルを使用して補正する方法を説明します。
パソコンからリモートUIを使用して設定することもできます。パソコンによる本機の管理 - リモートUI
補正はすべての用紙種類に適用されます。
1
操作パネルの[ホーム]画面などで、[ 設定/登録]を押す [ホーム]画面
2
[調整/メンテナンス][画質調整][自動階調補正]を押す
[自動階調補正]画面が表示されます。
3
[クイック補正]を押す
[クイック補正]画面が表示されます。
4
[開始]を押す
補正が実行されます。
補正が完了すると、[補正を終了しました。]と表示されます。
クイック補正を実行しても効果が不十分な場合は、フル補正を行います。精密に補正する - フル補正
メモ
クイック補正が定期的に自動で実行されるように設定できます。[自動階調補正の実行時刻設定]

精密に補正する - フル補正

本機からプリントしたテストページを、原稿台ガラスでスキャンして、階調を精密に補正します。
次にフル補正を行うまで、ここで補正した結果が使用されます。
補正に使用できる用紙サイズと用紙種類
サイズ:A4、レター
種類:薄紙、普通紙1~2、再生紙1~2
 
フル補正は、操作パネルを使用して行います。パソコンからリモートUIを使用してフル補正することはできません。
1
操作パネルの[ホーム]画面などで、[ 設定/登録]を押す [ホーム]画面
[設定/登録]画面が表示されます。
2
[調整/メンテナンス][画質調整][自動階調補正]を押す
[自動階調補正]画面が表示されます。
3
[フル補正]を押す
[用紙選択]画面が表示されます。
4
使用できる用紙がセットされている給紙部を選択し、[OK]を押す
5
[プリント開始]を押す
テストページがプリントされます。
6
フィーダーを開ける
7
画面の指示に従って、テストページを原稿台ガラスにセットする
8
フィーダーをゆっくり閉める
9
[読込開始]を押す
テストページ1がスキャンされます。
10
[プリント開始]を押す
テストページ2がプリントされます。
11
原稿台ガラスからテストページ1を取り除く
12
すべてのテストページのスキャンが終わるまで手順7~11を繰り返す
すべてのテストページのスキャンが終わったら、補正が実行されます。
テストページを 2 回スキャンします。
補正が完了すると、[補正を終了しました。]と表示されます。
13
原稿台ガラスからテストページを取り除く
AXUC-19C