設定/データを初期化する

設定内容や登録したデータなどを初期化して、本機を工場出荷時の状態に戻します。指定した設定やデータのみを初期化する方法と、すべての設定とデータを初期化する方法があります。
特定の設定/データの初期化
管理者ユーザーのパスワードや、各機能の初期設定、本機の保存スペースの設定/データなどは、個別に初期化することができます。
すべての設定/データの初期化
すべての設定を工場出荷時の状態に戻し、履歴も含めて保存されているすべてのデータを消去します。本機を交換するときや廃棄するときは、機密情報の流出や不正使用を防ぐために初期化を実行します。

特定の設定/データを初期化する

以下の項目は、個別に初期化することができます。
管理者ユーザーのパスワード
ユーザー名「Administrator」のパスワードを初期化します。管理者権限とパスワード
各機能の初期設定
操作パネルで以下の機能を呼び出したときの初期設定を、工場出荷時の設定に戻します。
スキャンして送信 [デフォルト設定の変更]
スキャンして保存 [デフォルト設定の変更]
ファクス [デフォルト設定の変更]
コピー [デフォルト設定の変更]
保存ファイルの利用(プリント設定) [デフォルト設定の変更]
プリンター機能の設定
プリンター機能の設定を初期化します。[プリンター設定初期化]
フォントのダウンロードフォントを消去したり、エラーが発生した処理中のプリントデータを消去したりします。[ユーティリティー]
本機の保存スペースの設定/データ
ユーザーボックスの設定を初期化します。[ボックスの設定/登録]
アドバンスドボックスの共有スペースに保存されているフォルダーやファイルをすべて削除します。[共有スペースの初期化]
ファクスボックスの設定を初期化します。[ファクスボックスの設定/登録]
地紋印字のコントラスト
地紋と背景のコントラスト(濃度のバランス)を初期化します。[文字/背景のコントラスト調整]
LDAPサーバーの検索条件の初期設定
LDAPサーバーの検索条件の初期設定を、工場出荷時の設定に戻します。[LDAP検索条件のデフォルトの変更]

すべての設定/データを初期化する

ストレージ内に保存されているすべてのデータを消去します。
 
すべての設定/データの初期化は、操作パネルを使用して行います。パソコンからリモートUIを使用して初期化することはできません。
Administrator権限が必要です。初期化すると、本機が自動的に再起動します。
必要な準備
処理中や待機中のデータがないことを確認します。
必要に応じて、以下の設定/データをバックアップしておきます。
本機の保存スペースに保存されているデータ データをバックアップ/復元する
本機に登録されているユーザー情報 ユーザー情報をエクスポートする
MEAPアプリケーションのライセンスファイル ライセンスファイルを管理する
※ライセンスファイルのバックアップ方法については、削除する場合の手順を参照してください。
MEAPアプリケーションが保存しているデータ
※保存データのバックアップ方法については、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。
重要
初期化を行うと、処理中や待機中のデータは削除されます。
初期化には 30 分以上かかる場合があります。
初期化中は本機を操作できません。
初期化が完了するまで、本機の電源は切らないでください。本機のメモリーが故障するおそれがあります。
オプションのコピーカードリーダー装着時に初期化を行った場合は、コピーカードリーダーの再装着が必要になります。詳細については、販売店または担当サービスにお問い合わせください。
オプションの無線LANボード装着時に初期化を行った場合は、無線LANを有効にする設定が必要になります。詳細については、販売店または担当サービスにお問い合わせください。
1
本機に管理者ユーザーでログインする ログイン方法
2
操作パネルの[ホーム]画面などで、[ 設定/登録]を押す [ホーム]画面
[設定/登録]画面が表示されます。
3
[管理設定][データ管理][全データ/設定の初期化]を押す
初期化の確認画面が表示されます。
情報セキュリティー担当者のパスワードを入力する画面が表示された場合は、パスワードを入力し、[OK]を押します。セキュリティーポリシー設定をパスワードで保護する
4
[はい]を押す
すべての設定/データが初期化されます。
初期化が完了すると、本機が自動的に再起動し、「全データ/設定の初期化レポート」がプリントされます。
メモ
すべての設定/データを初期化すると、ジョブの履歴情報は消去されますが、「全データ/設定の初期化レポート」のプリント結果は履歴に残ります。プリント状況や履歴を確認する
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