SSL暗号化通信に関するトラブルと対処方法

SSL暗号化通信に関するトラブルの原因とその対処方法について説明しています。
SSLの設定をONにすると、「使用鍵が設定されていません。「証明書設定」の「鍵と証明書リスト」で設定を確認してください。」と表示される
原因
使用する鍵ペアおよびサーバー証明書を登録していない。
処置
SSL 暗号化通信を行うには、使用する鍵ペアおよびサーバー証明書を登録する必要があります。「鍵ペアとサーバー証明書の生成」、または「コンピューターからインストールした鍵ペアファイルとサーバー証明書ファイルの登録」を参照して、鍵ペアを登録してください。
鍵ペアを削除しようとすると、「SSLの設定などで使用されているため、削除することができません。設定を確認してください。」と表示される
原因
削除しようとした鍵ペアが、SSL 暗号化通信、または機器情報配信の機能毎受信制限で、現在使用されている。
処置
すべてのSSLの設定を「OFF」にして、SSL暗号化通信を停止してください。「機器情報配信の設定をする」を参照して、機器情報配信の機能毎受信制限のすべての設定を「ON」にしてください。
使用鍵を変更しようとすると、「選択した鍵は使用中のため変更できません。」と表示される
原因
削除しようとした鍵ペアが、SSL 暗号化通信、または機器情報配信の機能毎受信制限で、現在使用されている。
処置
すべてのSSLの設定を「OFF」 にして、SSL暗号化通信を停止してください。「機器情報配信の設定をする」を参照して、機器情報配信の機能毎受信制限のすべての設定を「ON」にしてください。
鍵ペアファイルを登録しようとすると、「この鍵のアルゴリズムはサポートされていないため登録することができません。」と表示される
原因
アルゴリズムがDSA の鍵ペアファイルを登録しようとした。
処置
アルゴリズムがRSA の鍵ペアファイルを登録してください。
SSLの設定をONにしても、IPP印刷、Eメール/Iファクス、リモートUI、Webブラウザーを介したMEAP機能、および機器情報配信でSSL暗号化通信機能を使用できない、または部門別IDと暗証番号を確認できない
原因1
生成した鍵ペア、またはサーバー証明書が壊れていた。
処置
使用している鍵ペアを削除したあと、鍵ペアとサーバー証明書を生成してください。
メモ
使用している鍵ペアが壊れているかどうかの確認については、「鍵ペアとサーバー証明書の編集」を参照してください。
原因2
工場出荷時にすでにインストールされている鍵ペア、またはサーバー証明書が壊れていた。
処置
使用している鍵ペアを削除したあと、鍵ペアとサーバー証明書を生成してください。
メモ
使用している鍵ペアが壊れているかどうかの確認については、「鍵ペアとサーバー証明書の編集」を参照してください。
原因3
登録した鍵ペアファイル、またはサーバー証明書ファイルが壊れていた。
処置
使用している鍵ペアを削除したあと、コンピューター上で作成した鍵ペアファイルとサーバー証明書ファイルをリモートUI を使用してインストールしてください(→鍵ペアファイルと証明書ファイルのインストール)。インストールしたファイルを本製品の操作パネルで登録してください。
メモ
使用している鍵ペアが壊れているかどうかの確認については、「鍵ペアとサーバー証明書の編集」を参照してください。
「タイムスタンプサーバー接続エラー」と表示される
原因1
タイムスタンプサーバーのURL が間違っている。
処置
タイムスタンプサーバーの設定を確認して、正しいURL を指定してください。
原因2
タイムスタンプサーバーから応答がない。
処置
タイムスタンプサーバーの状態を確認してください。
原因3
ネットワークが切断されたため、タイムスタンプサーバーと接続できない。
処置
次のことを確認したあと、本製品の主電源を入れなおしてください。
本製品がネットワークに正しいケーブルを使って接続されていることを確認します。(→ケーブルの接続)
原因4
DNS の設定が正しくない。
処置
「TCP/IPv4の設定」または「TCP/IPv6の設定」を参照して、DNS の設定を確認してください。
原因5
プロキシーサーバーの設定が正しくない。
処置
プロキシーサーバーの設定を確認してください。
原因6
タイムスタンプサーバーとの通信中にエラーが発生した。
処置
タイムスタンプサーバーの状態を確認してください。
「電子署名のタイムスタンプエラー」と表示される
原因1
タイムスタンプのライセンスファイルが壊れている。
処置
タイムスタンプのライセンスファイルの状態を確認してください。
原因2
タイムスタンプのライセンスファイルのパスワードが間違っている。
処置
タイムスタンプのライセンスファイルのパスワードを確認して、正しいパスワードを設定してください。
原因3
本製品のタイムスタンプモジュールが正常に機能していない。
処置
本製品の主電源を入れなおしてください。
メモ
以上のことを実行しても正常に機能しない場合は、担当サービスに連絡してください。
「電子署名の証明書期限エラー」と表示される
原因
証明書の有効期限が切れている。
処置
証明書の有効期限を確認してください。
「電子署名の証明書アクセスエラー」と表示される
原因1
ユーザー署名送信時にユーザー証明書にアクセスできなかった。
処置
「鍵ペアとユーザー証明書の確認」を参照して、ユーザー証明書の設定を確認してください。
原因2
機器署名送信時に機器証明書にアクセスできなかった。
処置
「鍵ペアと機器証明書の設定/確認」を参照して、機器証明書の設定を確認してください。