プリンターの接続方法(LPD/RAW)

プロトコルを設定します。

Windowsをお使いのとき

新規にプリンタードライバーをインストールするとき

1
プリンタードライバーをインストールします。
「プリンタードライバー インストールガイド」のネットワーク上のプリンターを自動探索する手順にしたがって、プリンタードライバーをインストールしてください。
「プリンタードライバー インストールガイド」の表示方法は、「インストールする」を参照してください。
メモ
LPDを使用するとき
上記手順でプリンタードライバーをインストールした場合、プリントアプリケーションはRAWとなります。 LPDをお使いになるときは、上記手順でプリンタードライバーをインストールしたあと、ポートを変更してください。

ポートを変更するとき

1
プリンターフォルダーを表示します。
2
本プリンターのアイコンを右クリックして、ポップアップメニューから[プリンターのプロパティ]または[プロパティ]を選択します。
3
次の操作を行います。
(1)
[ポート]タブを表示します。
(2)
[ポートの追加]をクリックします。
4
ポートの種類を選択します。
(1)
[Standard TCP/IP Port]を選択します。
(2)
[新しいポート]をクリックします。
5
[次へ]をクリックします。
6
プリンターのIPアドレスまたは名前を入力します。
(1)
[プリンター名またはIPアドレス]にプリンターのIPアドレスまたは名前*を入力します。
*
DNSサーバーに登録するDNS名(最大で半角 78 文字)
(2)
[次へ]をクリックします。
重要
プリンターが検出できなかったとき
次の画面が表示されますので、どちらかの操作を行ってください。
画面の指示にしたがって再検索を行う
[デバイスの種類]を設定する
(1)
[標準]を選択して、[Canon Network Printing Device with P9100]を選択します。
(2)
[次へ]をクリックします。
メモ
入力値がわからないとき
入力値はプリンターのIPアドレスの設定によって変わります。
詳しくは、「ポートを設定するときの値について」をお読みください。あるいはネットワーク管理者にお問い合わせください。
7
[完了]をクリックします。
8
[閉じる]をクリックします。
9
[適用]をクリックします。
LPDを使用するときは、手順10に進みます。
RAWを使用するときは、手順11に進みます。
10
LPDを使用するときは、ポートの構成情報を変更します。
LPD印刷を使用するときは、次の手順でLPRプロトコルの設定を行ってください。
(1)
[ポートの構成]をクリックします。
(2)
[LPR]を選択します。
(3)
[キュー名]に「lp」と入力します。
(4)
[OK]をクリックします。
11
[OK]をクリックします。
メモ
使わないポートを消去するとき
一覧にあるポートから使わないポートを選んだあと、[ポートの削除]をクリックします。

UNIXをお使いのとき

ここでは、LPDを使用した印刷について説明しています。
FTPを使用して印刷する手順については、「FTPクライアント」を参照してください。
重要
設定手順について
ここで説明する手順は設定例です。お使いの環境によっては、設定手順が異なることがあります。
UNIX OSをインストールしたPCを単体のワークステーションとして利用する場合も、ここで説明する手順にそって設定してください。
1
UNIXサーバーにrootユーザーとしてログインします。
重要
UNIXサーバー上のrootユーザー権限を持っていないとき
ネットワーク管理者にお問い合わせください。
2
/etc/hostsファイルを編集して、プリンターをローカルネットワーク上に登録します。
1.
/etc/hostsファイルをテキストエディターで開きます。
2.
次の一行を追加します。
書式:
<プリンターの固定IPアドレス>(tab)<プリンター名>(tab)#<コメント>
入力例:
192.168.0.215  LBP843Ci #追加するプリンター
プリンターに[DNSホスト名]をすでに登録済みの場合は、<プリンター名>に[DNSホスト名]と同じ文字列を設定してください。
[DNSホスト名]については、「プロトコルを設定する」を参照してください。
3.
/etc/hostsファイルを保存後、テキストエディターを終了します。
重要
必ずプリンターに固定IPアドレスを設定する
UNIX OSからの印刷を行うときは、必ずプリンターに固定IPアドレスを設定してください。
IPアドレスを設定する方法については、「IPアドレスを設定する(IPv4)」を参照してください。
3
UNIXサーバー上にスプーリングシステムを設定します。

Solaris 1.xをお使いのときの設定例

1.
/etc/printcapファイルに次の内容を追加します。
書式:
:<印刷キュー名>|<コメント>:¥
:lp=<デバイスのスペシャルファイル>:¥
:sd=<スプールディレクトリ>:¥
:if=<ログファイルディレクトリ>:¥
:rm=<プリンターのIPアドレスまたはプリンター名>
入力例:
:print_queue_name|comments:¥
:lp=/var/spool/print_queue_name/.null:¥
:sd=/var/spool/print_queue_name:¥
:if=/var/spool/print_queue_name/log:¥
:rm=printer_host_name
m行には、/etc/hostsファイルに記述した<プリンター名>と同じ内容を記述します。
2.
プリンターのスプールディレクトリを作成します。次のコマンドを実行してください。
書式:
mkdir -p <スプールディレクトリ>
chown daemon <スプールディレクトリ>
入力例:
mkdir -p /var/spool/print_queue_name
chown daemon /var/spool/print_queue_name
<スプールディレクトリ>には、/etc/printcapファイルに追加した文字列と同じ内容を記述します。
3.
プリンターのログファイルを作成します。次のコマンドを実行してください。
書式:
cp /dev/null <ログファイルディレクトリ>
入力例:
cp /dev/null /var/spool/print_queue_name/log
4.
手順4に進みます。

Solaris 2.x以降をお使いのときの設定例

1.
admintoolユーティリティーを起動します。
admintoolユーティリティーは、OSに付属のユーティリティーです。詳しい使用方法は、OSの説明書を参照してください。
2.
[Browse]→[Printers]を選択します。
3.
[Edit]→[Add]→[Access to Printer]を順に選択します。
4.
[Printer Name]に任意の印刷キュー名を入力して、[Print Server]にプリンターのIPアドレスまたは名前を入力します。
5.
[OK]を選択します。
6.
手順4に進みます。

HP-UXをお使いのときの設定例

1.
SAMユーティリティーを起動します。
SAMユーティリティーは、OSに付属のユーティリティーです。詳しい使用方法は、OSの説明書を参照してください。
2.
[Printers and Plotters]を選択します。
3.
[Printers and Plotters]メニューから[LP Spooler]を選択します。
4.
[LP Spooler]メニューから[Printers and Plotter]を選択します。
5.
[Action]メニューから[Add Remote Printer/Plotter]を選択します。
6.
[Printer Name]に任意の印刷キュー名を入力して、[Remote System Name]にプリンターのIPアドレスまたは名前を入力します。
7.
[Remote Printer Name]に「lp」と入力します。
8.
[Remote Printer is on a BSD System]を選択します。
9.
[OK]を選択します。
10.
手順4に進みます。

IBM-AIXをお使いのときの設定例

1.
SMITユーティリティーを起動します。
SMITユーティリティーは、OSに付属のユーティリティーです。詳しい使用方法は、OSの説明書を参照してください。
2.
[印刷スプーリング]→[印刷待ち行列の追加]→[remote]の順に選択します。
3.
[標準処理の追加]を選択します。
4.
[追加する待ち行列名]に任意の印刷待ち行列名を入力して、[リモートサーバーのホスト名]にプリンターのIPアドレスまたは名前を入力します。
5.
リモートサーバー上の[待ち行列名]に「lp」と入力します。
6.
リモートサーバー上の[印刷スプーラタイプ]に「BSD」と入力します。
7.
手順4に進みます。
4
次の印刷コマンドを実行して、印刷できるかどうか確認します。
書式:
lp -d <印刷キュー名> <印刷するファイル名>
入力例:
lp -d print_queue_name report
10LC-09K