拡張グループ

拡張グループでは、文字の設定やHP-GL命令による動作の設定などを行います。

カルーゼルタイプ	フォントID	カラーモード自動時
リプロットモード	漢字グラフィックセット	カラーミックス
漢字書体	エンハンスモード


太字で示されている設定値は、工場出荷時の値です。

カルーゼルタイプ

1～5

「ペン・カルーゼルタイプ出力命令OT」を受信したときに出力するペン・カルーゼルのタイプを設定します。

OT命令によって出力する値とカルーゼルタイプは次のとおりです。

値	カルーゼルタイプ
1	普通紙用ファイバー・チップペン
2	ボールペン
3	注入式インクペン
4	OHP用ファイバー・チップペン
5	使い捨てインクペン

リプロットモード

する、しない

リプロットとは、プロッターIDが7550Aのときにリプロットバッファーストア命令（BF）以降のHP-GL命令（出力命令とデバイス制御命令を除く）をリプロットバッファーに登録し、リプロット命令（RP）によって再描画する機能です。

このリプロットバッファーへの登録を行うかどうかを設定します。

［する］

BF命令を受信すると、以降のHP-GL命令をリプロットバッファーに登録します。

［しない］

BF命令を受信しても、リプロットバッファーにHP-GL命令を登録しません。


プロッタIDが、7550Bのときは、データの最初からすべてのコマンドをリプロットバッファーに登録します。また、7550B以外のプロッターIDのときは、リプロットバッファーへの登録は行いません。リプロットモードの設定を［しない］にした場合は、リプロットバッファーストア命令（BF）およびリプロット命令（RP）を受信しても無視されます。

プロッタIDが、7550Bのときは、データの最初からすべてのコマンドをリプロットバッファーに登録します。また、7550B以外のプロッターIDのときは、リプロットバッファーへの登録は行いません。

リプロットモードの設定を［しない］にした場合は、リプロットバッファーストア命令（BF）およびリプロット命令（RP）を受信しても無視されます。

漢字書体

明朝、ゴシック、丸ゴシック、フォントID

2バイトコード文字（漢字）の書体を設定します。

［明朝（明朝体）］

明朝体で印刷します。

［ゴシック］（ゴシック体）

ゴシック体で印刷します。

［丸ゴシック］（丸ゴシック体）

丸ゴシック体で印刷します。

［フォントID］（フォントID）

フォントIDで設定したオプションの書体で印刷します。

フォントID

1、～999

メニューの漢字書体で［フォントID］を設定した場合、印刷するオプションの漢字書体の番号を設定します。

標準フォント用のID番号は次のとおりです。

明朝体	002
ゴシック体	004
丸ゴシック体	006

オプションフォント用のID番号については、使用するオプションフォントのマニュアルを参照してください。

漢字グラフィックセット

JIS90、JIS78

JISコードで使用する漢字グラフィックセットを設定します。

［JIS90］（新JIS）

新JISの漢字グラフィックセットを使用します。新JISコードは、旧JISコードに特殊記号、罫線、漢字などを追加・変更したものです。

［JIS78］（旧JIS）

旧JISの漢字グラフィックセットを使用します。


グラフィックセットとは、コンピューターから送られてくるコードに対して、どの文字を割り当てるかを取り決めたもので、それを表にしたものがコード表です。漢字コードは、1978年版の旧JIS（JIS78）と、1990年版の新JIS（JIS90）に準拠しています。コード表新JISでは、新しい特殊記号39文字と罫線32文字が追加されているほか、約300種類の漢字のフォントが変更されています。

グラフィックセットとは、コンピューターから送られてくるコードに対して、どの文字を割り当てるかを取り決めたもので、それを表にしたものがコード表です。漢字コードは、1978年版の旧JIS（JIS78）と、1990年版の新JIS（JIS90）に準拠しています。コード表

新JISでは、新しい特殊記号39文字と罫線32文字が追加されているほか、約300種類の漢字のフォントが変更されています。

エンハンスモード

する、しない

HP7550Bが持つエンハンスモードの切り替えを設定します。

［する］

エンハンスモードを使用します。

［しない］

スタンダードモードを使用します。


スタンダードモードのときは、ウィンドウ設定命令（IW）の座標単位がプロッターユニットになり、エンハンスモードのときはユーザーユニットになります。また、ユーザー定義文字プロット命令（UC）では、それぞれのモードによって文字間隔フィールドのグリッド数が異なります。本エミュレーションモードでは、プロッターIDに関わらず、ウィンドウ設定命令（IW）、ユーザー定義文字プロット命令（UC）の動作はエンハンスモード／スタンダードモードの設定に従います。

スタンダードモードのときは、ウィンドウ設定命令（IW）の座標単位がプロッターユニットになり、エンハンスモードのときはユーザーユニットになります。また、ユーザー定義文字プロット命令（UC）では、それぞれのモードによって文字間隔フィールドのグリッド数が異なります。

本エミュレーションモードでは、プロッターIDに関わらず、ウィンドウ設定命令（IW）、ユーザー定義文字プロット命令（UC）の動作はエンハンスモード／スタンダードモードの設定に従います。

カラーモード自動時

カラー、白黒

共通メニューで「カラーモード」を［自動(カラー/白黒)］に設定している場合に、カラー印刷を行うか、モノクロ印刷を行うかを選択します。

［カラー］

［自動(カラー/白黒)］設定時にカラー印刷を行います。

［白黒］

［自動(カラー/白黒)］設定時にモノクロ印刷を行います。


この設定項目は、カラー印刷機能を持つ複合機／プリンターを使用している場合のみメニューに表示されます。共通メニューで「カラーモード」を［白黒］に設定している場合は、本設定は無効になります。

カラーミックス

する、しない

カラー描画の際に、線と線が重なった部分を混色するかしないかの切り替えを行います。

［する］

線が重なった部分を混色します。

［しない］

後に書いた線で上書きされます。


この設定項目は、カラー印刷機能を持つ複合機／プリンターを使用している場合のみメニューに表示されます。