座標系

作図する用紙上の点の位置は、2次元の座標系によって指定します。

原稿用紙上のHP-GL/2モードの原点と座標軸

HP-GL/2モードの原点と座標軸の関係は、メニューのイメージの向きの設定およびPSコマンドによるwidthの指定によって変わります。

「イメージの向き」が[縦]に設定されている場合

HP-GL/2モードの原点と座標軸の関係は、PSコマンドによるwidthの指定に影響されません。

「イメージの向き」が[横]に設定されている場合

HP-GL/2モードの原点と座標軸の関係は、PSコマンドによるwidthの指定に影響されます。

原稿用紙上のHP RTLモードの原点と座標軸

HP RTLモードの原点と座標軸の関係は、メニューのイメージの向きの設定によって変わります。また、PSコマンドによるwidthの指定には影響されません。

「イメージの向き」が[縦]に設定されている場合

HP RTLモードの原点と座標軸の関係は、PSコマンドによるwidthの指定に影響されません。

「イメージの向き」が[横]に設定されている場合

HP RTLモードの原点と座標軸の関係は、PSコマンドによるwidthの指定に影響されません。

座標の回転とミラー機能

HP-GL/2エミュレーションモードでは、メニューの座標回転、または座標系回転命令(RO)によって、作図したデータの座標を印刷時に90°単位で回転させることや、ミラー反転させることができます。HP-GL/2エミュレーションモードの原点はハードクリップ領域(PSコマンドによる設定を含む)内で移動します。メニューの座標回転座標系回転命令(RO)の両方で座標回転が指定された場合は、両方の値を加えた値分だけ座標回転します。ただし、開始プロット命令(BP)のパラメータ《種類(i=5》に1が指定されたページは、メニューの座標回転の設定が無効になります。HP RTLエミュレーションモードの座標系では、回転およびミラー反転することはできません。
座標回転ミラー反転を組み合わせると、次のようになります。

HP-GL/2エミュレーションモード

HP RTLエミュレーションモード

共通メニューで設定した解像度は、HP-GL/2モードのデータ処理には無効です。したがって、共通メニューの「解像度」の設定とHP-GL/2モードの解像度の設定が異なっても、HP-GL/2およびHP RTLモードの画像出力には影響しません。
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