原稿の一部をスキャンする - エリア指定
写真のトリミングや新聞の切り抜きのように、原稿の一部分のみを抜き出してスキャンすることができます。プレビュー画面を見ながらスキャンする範囲を指定するので、原稿を切り取る必要がありません。
複数の範囲を指定したり、指定した範囲以外をスキャンしたりすることもできます。
※スキャンデータをユーザーボックスに保存する場合にのみ、エリア指定ができます。
※スキャンするときの基本的な操作手順は、以下を参照してください。
1
エリア指定する場合は、原稿は原稿台ガラスにセットします。フィーダーにセットした原稿は、エリア指定できません。
2
スキャンの画面で、[その他の機能]

[エリア指定]を押す
スキャンの画面[エリア指定]画面が表示されます。
[タッチ入力]を押す
[エリア指定 : タッチ入力]画面が表示されます。
4
[読込開始]を押す
原稿がスキャンされ、プレビュー画像が表示されます。
プレビュー画像上で、範囲を指定する
2 点(

)を押すと、それらの点を対角とした四角形(

)が表示されます。スキャンの対象または対象外とする部分がこの四角形に収まるように、範囲を指定します。
範囲指定中に指定した点を取り消す場合は、[ポイント削除]を押します。指定した範囲を取り消す場合は、[エリア削除]を押します。
指定した範囲(スキャンの対象)が小さすぎると、原稿のカラー情報が正しく認識されず、白黒でスキャンされることがあります。
範囲を指定しづらい場合

[100%]を押して、プレビュー画像の表示倍率を[200%]または[400%]に変更します。
[

]/[

]/[

]/[

]を押して、プレビュー画像の表示位置を移動します。
[エリア微調整]を押して、範囲を微調整できます。[ポイント選択]で四隅いずれかの点を選択したあと、[ポイント移動]で点の位置を少しずつ動かします。
複数の範囲を指定する場合

複数の範囲を指定できるボタンが表示されている場合は、最大 4 つの範囲を指定できます。
1 つ目の範囲を指定したあと、[

]/[

]/[

]を順に押して 2 つ目以降の範囲を指定します。
指定した範囲の処理方法を選択し、[プレビュー]を押す
処理後のプレビュー画面が表示されます。
[エリア外消去]
指定した範囲の内側がスキャンされます。
[エリア内消去]
指定した範囲の外側がスキャンされます。
※複数の範囲を指定した場合は、範囲ごとに処理方法を選択します。範囲が重なっている場合に、それぞれの範囲の処理方法が異なるときは、あとから指定した範囲の処理方法が優先されます。
7
正しく範囲が指定されていることを確認し、[OK]を押す
[エリア指定 : タッチ入力]画面に戻ります。
範囲を指定しなおしたい場合は、[エリア指定 : タッチ入力]画面で[エリア削除]を押し、手順
5から操作しなおします。
8
[次へ]を押し、指定した範囲を中央に移動するかどうかを選択する
手順
6で[エリア内消去]を選択した場合は、この手順は不要です。手順
9に進みます。
[センター移動する]
指定した範囲を用紙の中央に移動してスキャンデータを保存します。
[センター移動しない]
原稿と同じ位置のままスキャンデータを保存します。
[OK]

[閉じる]を押す
スキャンの画面に戻ります。
10
[

スタート]を押す
指定した範囲の内側または外側がスキャンされ、スキャンデータが保存されます。
メモ
複雑な形状の範囲を指定する
以下のような範囲を指定することもできます。手順
5で[多点入力]を押し、プレビュー画像上で 4 点 ~ 10 点を押して範囲を指定します。最後の点を押したあと、[多点の確定]を押して範囲を確定します。
※この方法で指定した場合は、複数の範囲を指定することはできません。
※手順
5の画面に[多点入力]が表示されない場合は、この方法で指定することはできません。
数値で範囲を指定する
数値を入力して範囲を厳密に指定することもできます。手順
3で[テンキー入力]を押し、原稿の右上を基点に[X1]~[Y2]の数値をテンキーで入力して範囲を指定します。