画質の調整
スキャンデータの画像が不鮮明だったり、文字が読みにくかったりした場合は、画質を調整します。
原稿の周囲に現れる黒い枠や影を消すこともできます。
解像度を設定する
よりきめ細かく原稿をスキャンしたいときは解像度を高く、ファイルサイズを小さくしたいときは解像度を低くします。
※スキャンデータをユーザーボックスに保存する場合は、設定できません。([600x600dpi]に固定されます。)
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スキャンの画面で、解像度の設定ボタンを押す
スキャンの画面[解像度]画面が表示されます。
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解像度を選択する
ファイル形式の設定によって、選択できる解像度は異なります。
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[OK]を押す
スキャンの画面に戻ります。
原稿の種類を選択する
原稿の内容に合った画質でスキャンされるよう、原稿の種類を選択します。
1
スキャンの画面で、[原稿の種類]または[その他の機能]

[原稿の種類]を押す
スキャンの画面[原稿の種類]画面が表示されます。
2
原稿の種類を選択する
原稿の種類の詳細については、画面右上の[

]を押すと表示されるヘルプ画面を参照してください。
[文字/写真]または[地図]*1を選択した場合は、[レベル調整]を押すと、文字と写真のどちらを優先するかを調整できます。
*1スキャンデータをユーザーボックスに保存する場合にのみ表示されます。
[フィーダー原稿厚さ]が表示されている場合
[フィーダー原稿厚さ]を押すと、フィーダーを使用してスキャンするときの原稿の厚さを選択できます。
[裏写り防止]が表示されている場合
[裏写り防止]を押して選択した状態にすると、スキャンするページのウラ面や次ページなどが写りこみにくくなります。
3
[OK]または[OK]

[閉じる]を押す
スキャンの画面に戻ります。
メモ
下地に色の付いた原稿や、新聞のような原稿を、きれいにスキャンしたい場合は、背景の濃度を調整します。
濃度を調整する原稿の種類を選択してスキャンした場合に、モアレ(縞模様のノイズ)と呼ばれる現象が発生したときは、シャープネスを調整します。
シャープネスを調整する濃度を調整する
原稿に合わせて濃度を調整します。
原稿の文字や画像が薄い/濃い場合は、原稿全体の濃度を調整します。
下地に色の付いた原稿や、新聞のような原稿を、きれいにスキャンしたい場合は、背景の濃度を調整します。
1
スキャンの画面で、[濃度]または[その他の機能]

[濃度]を押す
スキャンの画面[濃度]画面が表示されます。
2
濃度を調整する
原稿全体の濃度を調整する場合
スライダーを左右に動かして、濃度を調整します。
薄くする場合は[

]に、濃くする場合は[

]に設定します。
背景の濃度を調整する場合

背景の濃度は、自動的に薄くする方法と、手動で調整する方法があります。
[裏写り防止]が表示されている場合は、[裏写り防止]を押して選択した状態にすると、スキャンするページのウラ面や次ページなどが写りこみにくくなります。
背景濃度を自動的に薄くする場合
[背景調整]の[自動]を押して、選択した状態にします。
背景濃度を手動で調整する場合
[背景調整]の[調整]を押し、濃度を調整して、[OK]を押します。
濃度は、スライダーを左右に動かして調整します。薄くする場合は[-]に、濃くする場合は[+]に設定します。
濃度を調整する画面で、[色別調整]を押すと、レッド/グリーン/ブルーの色別に背景濃度を調整できます。
※背景濃度を調整した場合、原稿の色によっては、背景以外の部分が影響を受けることがあります。
修正液や修正テープなどの痕跡が残るような濃度にする場合

[背景調整]の[修正液などの痕跡を残す]を押して、選択した状態にします。
[修正液などの痕跡を残す]を選択した場合は、[スキャンして送信]の以下の設定が選択できません。
[カラー選択]の[自動(カラー/白黒)]/[白黒2値]
[濃度]

[背景調整]の[自動]/[調整]
また、Iファクス宛先には送信できません。
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[OK]または[OK]

[閉じる]を押す
スキャンの画面に戻ります。
シャープネスを調整する
シャープネスを調整することで、輪郭や線を強調してくっきりさせたり、反対に弱めて柔らかく表現したりできます。
1
スキャンの画面で、[その他の機能]

[シャープネス]を押す
スキャンの画面[シャープネス]画面が表示されます。
2
スライダーを左右に動かして、シャープネスを調整する
調整例:
ぼやけた文字を鮮明にする場合

[強く]に設定します。
※調整の対象が[文字]と[写真/画像]とで分かれている場合は、[文字]を[強く]に設定します。
写真のモアレ(縦模様のノイズ)を軽減する場合

[弱く]に設定します。
※調整の対象が[文字]と[写真/画像]とで分かれている場合は、[写真/画像]を[弱く]に設定します。
3
[OK]

[閉じる]を押す
スキャンの画面に戻ります。
原稿の枠/影/パンチ穴を消す - 枠消し
原稿サイズを実際の原稿よりも大きいサイズに設定したり、厚みのある本をスキャンしたりすると、原稿の周囲などに黒い枠や影ができることがあります。そのような枠や影を消してスキャンするように設定します。原稿のパンチ穴を消すこともできます。
重要
パンチ穴のあいた原稿をセットする場合
原稿は原稿台ガラスにセットします。フィーダーにセットすると、紙づまりの原因になります。
原稿のセット方法1
スキャンの画面で、[その他の機能]

[枠消し]を押す
スキャンの画面[枠消し]画面が表示されます。
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枠消しの種類と幅を設定する
原稿の枠を消す場合

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[原稿枠消し]を押す
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原稿のサイズを設定する
[変更]を押し、原稿サイズを選択して、[OK]を押します。
※原稿サイズを選択する画面に表示されるサイズのみ、原稿の枠を消してスキャンできます。
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消し幅を入力する
上下左右の消し幅を個別に入力する場合は、[独立調整へ]を押し、消し幅を入力します。
本の影を消す場合

本を見開きにしたときにできる中央の影と、本の周囲にできる影を消すことができます。
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[ブック枠消し]を押す
2
原稿のサイズを設定する
[変更]を押し、原稿サイズを選択して、[OK]を押します。
※原稿サイズを選択する画面に表示されるサイズのみ、本の影を消してスキャンできます。
3
消し幅を入力する
本を見開きにしたときにできる中央の影の消し幅を、[センター]に入力します。
本の周囲にできる影の消し幅を、[全周]に入力します。
上下左右の消し幅を個別に入力する場合は、[独立調整へ]を押し、消し幅を入力します。
原稿のパンチ穴を消す場合

1
[パンチ穴消し]を押す
2
パンチ穴の位置を選択し、消し幅を入力する
※[パンチ穴消し]を設定した場合は、パンチ穴がある辺以外の 3 辺も、常に 4 mm 枠消しされます。
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[OK]

[閉じる]を押す
スキャンの画面に戻ります。