ステイプルフィニッシャー・K1(LP)/中綴じフィニッシャー・K1(LP)/パンチャーユニット・BE1/インナートリマー・A1

ステイプルフィニッシャー・K1(LP)/中綴じフィニッシャー・K1(LP)は、ソート機能、グループ機能、シフト(ずらし)機能、ホチキス機能を備えています。
また、中綴じフィニッシャー・K1(LP)は中とじホチキス機能も備えています。
パンチャーユニット・BE1を装着すると、パンチ穴をあけることができます。
インナートリマー・A1を装着すると、用紙の端を断裁して仕上げることができます。
注意
フィニッシャーの動作中は、動作部に手や指を触れないでください。けがやフィニッシャーの故障の原因になることがあります。
フィニッシャーのトレイから用紙をとるときは、フィニッシャーの排紙口側に手をかけないでください。トレイが上昇して、手をはさむ恐れがあります。
フィニッシャーを装着しているときは、トレイ内のホチキスされる場所やローラー部に手を入れないでください。けがの原因になることがあります。
重要
フィニッシャーのトレイの上には排紙された用紙以外は載せないでください。トレイが破損する恐れがあります。
フィニッシャーの下に物を置かないでください。トレイが破損する恐れがあります。
コート紙を表紙または挿入紙にして中とじ製本を行うと、コート紙の種類によっては、表紙の裏側または挿入紙の表側に本製品で出力した印刷面が写る場合があります。
コート紙を表紙または挿入紙にして中とじ製本やホチキス(コーナー、ダブル)を行うと、コート紙の種類によっては表面に汚れ(トナーの擦れ跡)が生じる場合があります。
コート紙を表紙にして中とじ製本を行うと、コート紙の種類によっては、表紙の折り目にひび割れが発生することがあります。
コート紙を表紙にしてホチキス(コーナー、ダブル)を複数部行うと、コート紙の種類によっては、すでにホチキスされた用紙の上に新たに出力された用紙の針とが重なりあって、コート紙の表面に汚れが生じる場合があります。

各部の名称とはたらき

フィニッシャー外観
中綴じフィニッシャー・K1(LP)+バッファパスユニット・J1
ステイプルフィニッシャー・K1(LP)
1.
バッファパスユニット・J1
フィニッシャーを装着する場合は、バッファパスユニット・J1も装着する必要があります。
紙づまりが起きたときに開きます。(→紙づまりが起きたときには)
2.
前カバー
ホチキス針/中とじ針を補給するときや、パンチ屑/断裁屑/針足屑の処理をするときに開きます。また、紙づまり/針づまりが起きたときにもここを開きます。(→メンテナンストラブルシューティング
3.
製本トレイ(中綴じフィニッシャー・K1(LP)のみ)
ここに中とじ製本された出力紙が排紙されます。
4.
トレイC
ここに出力紙が排紙されます。排紙トレイの設定により出力種類の設定を行うことができます。(→機能ごとに排紙トレイを設定する)
5.
トレイB
ここに出力紙が排紙されます。排紙トレイの設定により出力種類の設定を行うことができます。(→機能ごとに排紙トレイを設定する)
6.
トレイA
ここに出力紙が排紙されます。排紙トレイの設定により出力種類の設定を行うことができます。(→機能ごとに排紙トレイを設定する)
フィニッシャー内部
1.
パンチ屑入れ(パンチャーユニット・BE1)
パンチ屑を処理するときに取り外します。(→パンチ屑がたまったら(パンチャーユニット・BE1))
2.
3.
切り屑入れ(インナートリマー・A1)
断裁屑を処理するときに取り外します。(→断裁屑がたまったら(インナートリマー・A1))

フィニッシャーの機能

ステイプルフィニッシャー・K1(LP)/中綴じフィニッシャー・K1(LP)は次の機能を備えています。

ソート機能

プリント用紙を自動的にページぞろえして排紙する機能です。

グループ機能

原稿の各ページのプリント用紙を、ページごとに仕分けて排紙する機能です。

シフト(ずらし)機能

プリント用紙を手前にずらして排紙する機能です。プリント用紙は、排紙トレイの前後に交互にずらして排紙されます。

ホチキス機能

1部プリント後、自動的にホチキスユニットでとじて排紙する動作を連続して行う機能です。ホチキスされる箇所は次のようになります。
原稿台ガラスにセットした場合
コーナーホチキス
ダブルホチキス
*1
左上
*1
左とじ
*2
右上
*2
右とじ
*3
右下
*4
左下
フィーダーにセットした場合
コーナーホチキス
ダブルホチキス
*1
右上
*1
右とじ
*2
左上
*2
左とじ
*3
左下
*4
右下

中とじホチキス機能

プリントされた用紙を、中とじホチキスする機能です。
原稿
コピー
折って製本

パンチ機能

プリントされた用紙にパンチ穴をあける機能です。
パンチ穴をあけられる箇所は次のようになります。
原稿台ガラスの場合
フィーダーの場合
 *パンチ穴があけられる箇所
パンチ穴の間隔は次のようになります。
*80 mm

サドル折り機能

複数枚の用紙を2つ折りして出力する機能です。

断裁機能

プリントされた用紙の端を断裁して仕上げる機能です。
重要
60 g/m2未満の用紙は、中とじ、製本は出来ません。選択しないでください。
ホチキスできる用紙サイズは、A3、B4、A4、A4R、B5です。
郵便はがき、封筒、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙にはホチキスできません。
中とじホチキスできる用紙サイズは、330 × 483 mm、305 × 457 mm、320 × 450 mm (SRA3)、A3、B4、A4R、ユーザー設定サイズ(210 × 279.3 mm ~ 297 × 487.7 mm)、ユーザー設定サイズ(297.1 ×279.3 mm ~ 330.2 × 487.7 mm)です。
郵便はがき、封筒、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙、パンチ済み紙、インデックス紙1、インデックス紙2には中とじホチキスできません。
パンチ穴をあけられる用紙サイズは、A3、B4、A4、A4R、B5、B5Rです。
郵便はがき、封筒、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙、パンチ済み紙、厚紙4、片面コート紙4、両面コート紙4、エンボス紙4にはパンチ穴をあけることはできません。
サドル折りできる用紙サイズは、330 × 483 mm、305 × 457 mm、320 × 450 mm (SRA3)、A3、B4、A4R、ユーザー設定サイズ(210 × 279.3 mm ~ 297 × 487.7 mm)、ユーザー設定サイズ(297.1 × 279.3 mm ~ 330.2 × 487.7 mmです。
郵便はがき、封筒、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙、パンチ済み紙、インデックス紙1、インデックス紙2はサドル折りできません。
断裁できる用紙サイズは、330 × 483 mm、305 × 457 mm、320 × 450 mm (SRA3)、A3、B4、A4R、ユーザー設定サイズ(210 × 279.3 mm ~ 330.2 × 487.7 mm)です。
郵便はがき、封筒、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙、パンチ済み紙、厚紙(210~300 g/m2)、コート紙(210~300 g/m2)、エンボス紙、インデックス紙1、インデックス紙2、未綴じの用紙束は断裁できません。
メモ
フィニッシャーの針交換などのお手入れのしかたについては「メンテナンス」を、紙づまりや針づまりといったトラブルについては「トラブルシューティング」を参照してください。
ソート、グループを設定している場合、トレイは用紙が排出されるにつれて下降していき、積載制限に達すると自動的に排紙可能なトレイに排紙先が移ります。排紙可能なトレイがすべて積載制限に達すると、プリント動作は停止します。この状態でトレイにあるすべての用紙を取り除くと、トレイが上昇し、残りのプリントが再開されます。
ソート機能、グループ機能選択時に[シフト(ずらし)]を押してプリントした場合、出力された用紙束を約30 mmずらして排紙します。
トレイは、用紙が排出されるにつれて下降していきます。ホチキスを設定している場合、トレイがある位置に達するか、または用紙束が100部(または所定の高さ)に達したときに、プリント動作とホチキス動作が停止します。この状態でトレイにあるすべての用紙を取り除くと、残りのプリント動作とホチキス動作が再開されます。
ステイプルフィニッシャー・K1(LP)には工場出荷時、ステイプル・N1が標準で装着されています。
中綴じフィニッシャー・K1(LP)には工場出荷時、ステイプル・N1とステイプル・P1が標準で装着されています。
ホチキスする用紙枚数がA3、B4、A4Rの場合は50枚(80 g/m2)、A4、B5の場合は100枚(80 g/m2)を超えるとホチキスは行われず、ソート機能のみの動作となります。また、コート紙または厚紙を選択した場合は、50枚または100枚を超えていなくてもホチキスできない場合があります。
ホチキスの途中でフィニッシャーが停止して、「ホチキスユニットの針を補給してください。」と表示された場合は、針が残り少なくなり針ケースの交換が必要となっています。針ケースを交換してください。(→メンテナンス)
中とじホチキスは、中綴じフィニッシャー・K1(LP)のみの機能です。
中とじホチキスできる用紙の枚数は用紙の厚さや種類によって異なります。(表紙(最大300 g/m2)1枚含む)
薄紙/普通紙
60~81g/m2
20枚
普通紙
82~105g/m2
10枚
厚紙
106~220g/m2
5枚
コート紙
106~209g/m2
5枚
コート紙
210~220g/m2
3枚
中とじホチキスを設定した場合、紙の種類や枚数によって折り具合が変わることがあります。
ペーパーフォールディングユニット・G1を装着している場合、Z折り時にホチキスできる枚数については、「Z折り時のホチキスについて」を参照ください。
パンチャーユニット・BE1を装着している場合のみ、パンチ機能を使用できます。
サドル折りは、中綴じフィニッシャー・K1(LP)のみの機能です。
用紙は最大で5枚ごとにサドル折りされて排紙されます。
インナートリマー・A1を中綴じフィニッシャー・K1(LP)に装着している場合のみ、断裁機能を使用できます。
断裁できる用紙の枚数は以下の通りです。
普通紙(80 g/m2)の場合は20枚(80ページ)までです。(表紙1枚(300 g/m2)を含む)

排紙可能な用紙サイズ

ステイプルフィニッシャー・K1(LP)/中綴じフィニッシャー・K1(LP)の排紙トレイに排紙できる用紙サイズは次のようになります。ただし、設定した機能によっては排紙できない場合があります。
:使用可能 ×:使用不可
用紙サイズ
トレイA
トレイB
トレイC
製本トレイ
330×483 mm
305×457 mm
SRA3
A3
A4
×
A4R
A5R
×
B4
B5
×
B5R
×
はがき
×
往復はがき
×
4面はがき
×
ユーザー設定サイズ
(100×148 mm~330.2×487.7 mm)
*
封筒
長形3号
×
洋形長3号
×
角形2号(横置き/縦置き)
×
COM10 No.10
×
Monarch
×
DL
×
ISO-C5
×
ユーザー設定サイズ
(139.7×182 mm~330.2×487.7 mm)
×
* ユーザー設定サイズが、210 × 279.3 mm ~ 297 × 487.7 mmまたは297.1 × 279.3 mm ~ 330.2 × 487.7 mmの場合のみ排紙できます。
メモ
製本トレイは、中綴じフィニッシャー・K1(LP)装着時のみ使用できます。
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