アドレス帳や設定をインポート/エクスポートする
アドレス帳や各種設定をファイルに書き出してパソコンに保存(エクスポート)したり、エクスポートしたファイルを読み込んで本機に反映(インポート)したりできます。
万一に備えてバックアップとして利用できるほか、エクスポートしたファイルは他のキヤノン複合機にもインポートできるので、登録や設定の手間を省いて、アドレス帳や設定データを他機と共有することもできます。
インポート/エクスポートできる項目
インポート/エクスポートには、必要な設定内容のみを個別のファイルでインポート/エクスポートする方法と、設定内容を 1 つのファイルにまとめて一括インポート/エクスポートする方法があります。
インポート/エクスポートできる項目は、インポート/エクスポートする方法によって異なります。
個別にインポート/エクスポートできる項目
アドレス帳
デバイス設定(転送設定、アドレス帳、送信時の「よく使う設定」)
ウェブブラウザー機能の「お気に入り」
プリンター設定
用紙情報
一括インポート/エクスポートできる項目
一括エクスポートするときには、以下の項目をすべてエクスポート対象にできるほか、以下の項目の中から指定した項目のみをエクスポート対象にすることもできます。
※[設定/登録]メニューの項目は、設定項目によってインポート/エクスポートの対象となるかどうかが異なります。各項目のインポート/エクスポートの対応状況や、各項目が以下の項目のどれに属するかについては、一覧を参照してください。
配信/インポート/エクスポートできる設定項目設定/登録の基本情報
用紙種類の管理設定
プリンター設定の仕様設定
プリンター設定のダウンロードプロファイル
転送設定
ボックス関連設定
部門別ID管理設定
鍵設定
証明書/証明書失効リスト(CRL)設定
ビジュアルメッセージ設定
ホーム設定*1*2
ウェブブラウザー設定
よく使う設定
アドレス帳
ユーザーグループ宛先表
認証ユーザー管理
セキュリティーポリシー設定*3
個人設定情報*4
MEAPアプリケーションの設定情報
*1[ホーム]画面に対応しているキヤノン複合機にのみインポート可能です。
*2エクスポート元の機種によっては、共有ボタンがインポートできない場合があります。詳細については、販売店または担当サービスにお問い合わせください。
*3セキュリティーポリシー設定をパスワードで保護している場合は、以下のいずれかの場合にインポートできます。
セキュリティーポリシー設定のパスワードがエクスポート元とインポート先とで一致する場合
インポート先にパスワードが設定されていない場合
※エクスポート元と同じパスワードがインポート先に設定されます。
インポート/エクスポート時の注意事項
同じ表示言語でインポート/エクスポートする
インポート先とエクスポート元の表示言語は同じにします。表示言語が異なると、設定値が文字化けして、インポート先が正しく動作しないおそれがあります。
実行時の注意事項
インポート/エクスポートが完了するまで、本機の電源は切らないでください。データが破損したり、本機が故障したりするおそれがあります。
※処理が完了するまで数分かかることがあります。
インポート/エクスポートは、使用者がいない時間帯に実行することをおすすめします。インポート/エクスポートと同時にできない操作や処理があります。
インポート/エクスポートと同時にできない操作や処理


:可

:不可
操作/処理 | インポート/エクスポート中の実行可否 | 実行中のインポート/エクスポート可否 |
送信ジョブ | | |
転送ジョブ | | |
ファクス/Iファクスジョブ | | |
レポートプリントジョブ | | |
スキャンして保存(アドバンスドボックス/ネットワーク/メモリーメディア) | | |
個別インポート/エクスポート | | |
一括インポート/エクスポート | | |
機器情報配信 | | |
ボックスのバックアップ | | |
Workflow Composerのインポート/エクスポート | | |
ソフトウェアの更新処理 | | |
パーソナライズデータの同期 | | |
操作パネルの操作 | | |
リモートUIの操作 | | |
ウェブブラウザー機能のWebページコンテンツ取得 | | |
ウェブブラウザー機能のエラー画面表示 | | |
リモートアドレス帳の使用 | | |
本機のスリープ | | |
本機のシャットダウン処理 | | |
エラーコード表示 | | |
パーソナライズデータを同期している場合
クライアント機*1としてパーソナライズデータの同期を開始すると、同期対象である以下のデータのインポート/エクスポートが制限されます。
個人設定情報*2
ユーザーグループ宛先表
*1クライアント機能を有効にしたサーバー機も含みます。
パーソナライズデータの同期中に、同期対象のデータをインポート/エクスポートする場合は、同期を終了したりサーバー機で操作したりする必要があります。
同期中に他機のデータをインポートする場合
パーソナライズデータの同期中に、同期していない他機のデータをインポートする場合は、以下の手順でインポートします。
インポートするには、Administrator権限が必要です。
1
インポート先のクライアント機で、同期を終了する
クライアント機の同期を終了する2
サーバー機で、既存のデータをバックアップする
データをバックアップ/復元する3
サーバー機で、インポートするデータの対象となるユーザーやユーザーグループの情報を削除する
サーバー機のパーソナライズデータを削除する4
同期を終了したクライアント機で、同期対象のデータをインポートする
5
データをインポートしたクライアント機で、同期を開始する
クライアント機の同期を開始するメモ
同期中のサーバー機で個人宛先表/ユーザーグループ宛先表をインポートする場合
クライアント機能を有効にしているサーバー機で、[接続先サーバーのアドレス]が「localhost:8443」に設定されている場合は、同期中でも個人宛先表/ユーザーグループ宛先表のデータを個別にインポートできます。
個別にインポートする同期中のデータをエクスポートする場合
クライアント機では、パーソナライズデータの同期中に、同期対象のデータをエクスポートすることはできません。
クライアント機能を有効にしているサーバー機で、[接続先サーバーのアドレス]が「localhost:8443」に設定されている場合にのみ、同期対象のデータをエクスポートできます。
クライアント機のパーソナライズデータ更新の準備をする