パソコンからの文書をすぐにプリントしないようにする - 強制留め置き
パソコンから本機に送信された文書(プリントデータ)をすぐにプリントせず、いったん本機に留め置くようにします。
ログインユーザー以外の文書を表示しないようにして、ログインユーザー以外はプリントできないようにすることもできるので、大切な文書を他人に見られたり、間違えて持って行かれたりするといったリスクを防止します。
プリントが実行されずに一定時間経過すると、本機に留め置かれた文書は自動的に削除されてプリントできなくなります。必要に応じて、留め置かれた文書の保存時間を変更します。
メモ
留め置かれた文書のプリント方法については、以下を参照してください。
留め置きできるユーザー数と文書については、留め置きプリント機能の仕様を参照してください。
留め置きプリント機能強制留め置きを設定する
ここでは、パソコンからリモートUIを使用して設定する方法を説明します。
操作パネルでは、[ホーム]画面などの[

設定/登録]

[ファンクション設定]から設定します。
[強制留め置き]管理者権限が必要です。
1
リモートUIに管理者ユーザーでログインする
リモートUIを起動する2
リモートUIのポータル画面で、[設定/登録]をクリックする
リモートUIのポータル画面3
[プリンター]

[プリント]をクリックする
[プリント]画面が表示されます。
4
[強制留め置き設定]で、[強制留め置きをする]にチェックマークを付ける
5
必要に応じて、文書を留め置く条件を登録する
ユーザー名やIPアドレスなどに基づいて、文書を留め置かずにプリントしたり、プリントを中止したりする条件を登録します。複数の条件を登録した場合は、優先順位を設定します。
条件を登録していない状態で強制留め置きを有効にすると、パソコンからの文書は以下のとおり処理されます。
すべてのユーザーの文書が留め置かれます。
ユーザーが不明な文書は削除されます。
条件を登録する

1
[登録されている条件]の[新規登録]をクリックする
[新規条件の登録]画面が表示されます。
2
条件名を入力する
3
[条件を有効にする]にチェックマークを付ける
4
条件の種類と内容を設定する
ユーザー名を条件にする場合
[種類]で[ユーザー名]を選択し、条件にするユーザー名を[ユーザー名設定]で入力します。
ユーザーが不明な文書を条件にする場合
[種類]で[ユーザー名]を選択し、[ユーザー名設定]を空欄のままにしておきます。
IPアドレスを条件にする場合
[種類]で[IPアドレス]を選択し、条件にするIPアドレスを[IPアドレス設定]で入力します。
「-」(ハイフン)を使用して、IPアドレスを範囲で指定することもできます。
入力例:IPアドレスを範囲で指定する場合
192.168.0.10-192.168.0.20
文書のプロトコルを条件にする場合
[種類]で[入力方式]を選択し、条件にするプロトコルを[入力方式設定]で選択します。
5
[動作対象]で、条件の対象を設定する
条件に該当する文書を対象とする場合は、[設定した値]を選択します。
条件に該当しない文書を対象とする場合は、[設定した値以外]を選択します。
6
[動作]で、文書に対して行う処理を選択する
留め置かずに文書を削除する場合は、[取り消す]を選択します。
留め置かずに文書をプリントする場合は、[プリントする]を選択します。ただし、セキュアプリント/暗号化セキュアプリント文書の場合は、共有文書として留め置きます。
文書を留め置く場合は、[共有として留め置く]を選択します。[置換ID]で、文書を留め置くときのユーザー名を指定できます。
7
[OK]をクリックする
[プリント]画面の[登録されている条件]に、登録した条件が追加されます。
条件の優先順位を設定する
[登録されている条件]で、[優先順位変更]の[上げる]/[下げる]をクリックします。
6
必要に応じて、[その他]で強制留め置きの詳細設定をする

有効にする項目にチェックマークを付けます。
[プリント後ジョブを削除する]
留め置かれた文書をプリント後に削除します。
[暗号化セキュアプリントジョブのみ受け付ける]
パソコンからのプリントを暗号化セキュアプリントのみに限定します。
パソコンからのプリントを暗号化セキュアプリントに限定する[マイジョブの判定条件にドメイン名を含める]
ログインユーザーの文書の判別に、ドメイン名を含めます。
ログインユーザーの文書が正しく判別されない場合は、チェックマークを外して、ユーザー名のみを判別に使用します。
[認証ユーザー以外のジョブを表示する]
ログインユーザー以外の文書を表示します。
[認証ユーザー以外のジョブの削除を制限する]
ログインユーザーが自分以外の文書を削除できないようにします。
[ユーザー名の大文字/小文字を区別する]
文書のユーザー判定で大文字/小文字を区別します。
※ユーザー認証で使用するユーザー判定の設定と合わせて設定することをおすすめします。
[ユーザー名の大文字/小文字を区別する][同一グループユーザーのジョブを表示する]
ログインユーザーが所属する部門IDの文書を表示します。
[ログイン時に自動プリント機能を使用する]
留め置かれた文書の自動プリント機能を有効にします。
チェックマークを付けると、ログインユーザーが[ログイン時にマイジョブを自動でプリントする]を設定できるようになります。
[ログイン時にマイジョブを自動でプリントする]※以下のいずれかに該当する場合は、この設定は無効になります。
強制留め置きの詳細設定で、[暗号化セキュアプリントジョブのみ受け付ける]にチェックマークが付いている
強制留め置きの詳細設定で、[留め置きジョブの警告設定]の[プリント実行時に警告を表示する]にチェックマークが付いている
[留め置きジョブの警告設定]
留め置かれた文書を表示/プリントするときに、警告を表示するかどうかを設定します。
警告を表示する場合は、その条件も設定します。
[セキュアプリントの暗証番号設定]
セキュアプリントの文書を操作するときに暗証番号を入力するかどうかを設定します。
※暗号化セキュアプリントの文書が対象の場合は、この設定にかかわらず、暗証番号の入力が必要です。
[マイジョブのプリント/画像表示時に暗証番号を必要とする]
ログインユーザーが留め置かれた自分の文書をプリントするときや、プレビュー画面表示するときに、暗証番号の入力が必要になるようにします。
※シンプルログインが有効で、暗証番号やパターンの入力が必須ではない場合に設定できます。
[暗証番号かパターンを必ず使用][ジョブの削除時に暗証番号を必要とする]
留め置かれたプリントデータを削除するときに、暗証番号の入力が必要になるようにします。
7
[OK]をクリックする
設定が反映されます。
8
リモートUIからログアウトする
メモ
登録済みの条件を編集する
[プリント]画面の[登録されている条件]で、編集したい条件名をクリックすると、登録内容を編集できます。
留め置かれた文書の保存時間を変更する
本機に留め置かれた文書が削除されるまでの時間を変更します。
保存時間は、操作パネルを使用して変更します。パソコンからリモートUIを使用して変更することはできません。
管理者権限が必要です。
1
2
操作パネルの[ホーム]画面などで、[

設定/登録]を押す
[ホーム]画面[設定/登録]画面が表示されます。
3
[ファンクション設定]

[プリント]

[ジョブの保存期間]を押す
[ジョブの保存期間]画面が表示されます。
4
文書の保存時間(削除されるまでの時間)を変更する
5
[OK]を押す
変更が反映されます。