送信したファクスを自動転送/バックアップする
ファクスを送信したときに、その内容があらかじめ指定した宛先に自動的に転送/保存されるように設定します。
※送信エラーになった場合でも転送/保存されます。
指定できる宛先
転送/保存先として指定できるのは、アドレス帳に登録されている以下の宛先です(個人宛先表とユーザーグループ宛先表の宛先は除く)。
ファクス番号
メールアドレス(メール/Iファクス)
ファイルの保存先(共有フォルダー/ファイルサーバー/アドバンスドボックス)
グループ
指定できる宛先は 1 件のみですが、グループを指定した場合は、グループ内に登録されているすべての宛先に転送/保存されます。
ただし、ユーザーボックスを含むグループを指定した場合、ユーザーボックスには転送/保存されません。
メールまたはファイルの保存先を指定した場合は、ファクスの内容がTIFFまたはPDFファイルとして転送/保存されます。
また、メールの宛先を指定した場合は、本文のないメールの添付ファイルとして転送されます。
ここでは、操作パネルを使用して設定する方法を説明します。
パソコンからリモートUIを使用して設定することもできます。
パソコンによる本機の管理 - リモートUIAdministrator権限またはDeviceAdmin権限が必要です。
必要な準備
ファクス番号以外の宛先を転送/保存先に指定する場合は、その宛先にデータを転送/保存するための準備をします。
ファイルの保存先の場合

共有フォルダー
必要に応じて、転送/保存先となる共有フォルダーを作成します。
共有フォルダーを作成するFTPサーバー
FTPサーバーと本機の間にファイアウォールが設けられている場合は、PASVモードを設定します。
FTPのPASVモードを設定する本機のアドバンスドボックス
他機のアドバンスドボックス/Windowsサーバー
データを転送/保存するための必要な準備はありません。
重要
送信したファクスを自動転送/バックアップするように設定した場合は、ダイレクト送信および手動送信ができなくなります。
1
2
操作パネルの[ホーム]画面などで、[

設定/登録]を押す
[ホーム]画面[設定/登録]画面が表示されます。
3
[ファンクション設定]

[送信]

[共通設定]

[送信文書アーカイブの設定]を押す
[送信文書アーカイブの設定]画面が表示されます。
4
[送信文書アーカイブを使用]を[ON]に設定する
5
[送信先]を押す
アドレス帳の画面が表示されます。
6
転送/保存先を指定し、[OK]を押す
宛先を指定する - アドレス帳[送信文書アーカイブの設定]画面に戻ります。
7
必要に応じて、フォルダー名やファイル形式を設定する

メールアドレスやファイルの保存先を宛先に指定した場合に設定します。
[フォルダー名]
宛先の送信プロトコルがSMBまたはFTPの場合に、フォルダーを作成してファクスを保存するかどうかを設定します。
フォルダーを作成してファクスを保存する場合は、[送信元情報]または[日付]を選択します。ファクス送信時の各情報がフォルダー名になります。
フォルダーを作成しない場合は、[指定なし]を選択します。
※グループに含まれる宛先の場合は、[フォルダー名]の設定は無効です。フォルダーを作成するように設定していても、フォルダーは作成されずにファクスが保存されます。
[ファイル形式]
ファクスを転送/保存するときのファイル形式を選択します。
8
[OK]を押す
設定が反映されます。
転送/保存時のファイル名

メールアドレスやファイルの保存先を宛先に指定した場合は、ファクスは以下のファイル名で転送/保存されます。

送信日時(上記の場合は「2023/10/30 12:34」)

受付番号

送信元情報
*1
送信先情報
*2
送信結果
*1ファクス送信時の以下の情報です。上から順に該当する情報を使用します。以下の情報のいずれも登録されていない場合は、「----」となります。
発信人の名称
ログインユーザー名
ユーザー略称
ユーザー電話番号
*2ファクス送信時の宛先の名称です。名称が登録されていない場合は、宛先のファクス番号を使用します。
複数の宛先に送信した場合は、正常に送信できた最初の宛先の情報を使用します。
メモ
転送/保存設定が自動的に無効になる場合
以下の場合は、[送信文書アーカイブを使用]が自動的に[OFF]に設定されます。必要に応じて、転送/保存設定をしなおします。
指定した宛先がアドレス帳から削除された場合
必要なときにのみファクスの内容を転送/バックアップする
[ホーム]画面の[スキャンして送信]から、ファクス番号と転送/保存先を宛先に指定することで、ファクスの内容を転送/バックアップすることもできます。
スキャンして送信する[スキャンして送信]からファクスの宛先に送信するには、あらかじめ[スキャンして送信]でファクスの宛先を指定できるように設定しておく必要があります。
[ファクスファンクションの表示]受信したファクスを自動転送/バックアップする