受信したファクスをすぐにプリントしないようにする

受信したファクスをすぐにプリントせず、本機のメモリー(システムボックスのメモリー受信ボックス)に一時保存したり、事前に指定した格納場所(ファクスボックス)に保存したりします。
各ボックスに保存されたファクスは、操作パネルやリモートUIで、ファクスの内容を確認してからプリントすることができます。プリントされたファクスの放置や持ち去りを防ぐだけでなく、不要なファクスをプリントせずに削除することで用紙の節約にもつながります。
また、各ボックスに暗証番号を設定して、受信したファクスを確認/プリントできるユーザーを制限することも可能です。
メモリー受信
ファクスを受信した直後にプリントしないで、一時的に本機のメモリー(メモリー受信ボックス)に保存します。メモリー受信ボックスに保存されたファクスは、指定した宛先に転送することができます。
週末や夜間など、指定した曜日や時間帯にのみメモリー受信するように設定することもできます。
親展受信
相手先のファクス番号など、あらかじめ設定しておいた条件に合致する受信文書を、事前に指定した格納場所(ファクスボックス)に保存します。ファクスボックスは複数個あります。
たとえば、「A社からのファクスはボックス番号10にすべて保存」といった内容の条件を指定しておけば、必要な文書の確認がしやすくなります。

メモリー受信を設定する

メモリー受信を使用するには、メモリー受信の使用を許可するように設定してから、受信したファクスをメモリー(メモリー受信ボックス)に保存するように設定します。
 
ここでは、パソコンからリモートUIを使用して設定する方法を説明します。
操作パネルでは、[ホーム]画面の以下から順に設定します。
メモリー受信の使用許可の設定:[メニュー][ファンクション設定][受信トレイ設定]
メモリー受信ボックスの設定:[受信トレイ][システムボックス][メモリー受信ボックス]
Administrator権限またはDeviceAdmin権限が必要です。
1
リモートUIに管理者ユーザーでログインする リモートUIを起動する
2
リモートUIのポータル画面で、[設定/登録]をクリックする リモートUIのポータル画面
3
メモリー受信の使用を許可するように設定する
1
[受信/転送][メモリー受信設定]をクリックする
[メモリー受信設定]画面が表示されます。
[暗証番号の入力]画面が表示された場合は、システムボックスに設定されている暗証番号を入力し、[OK]をクリックします。
2
[ファクスメモリー受信を使用する]/[I ファクスメモリー受信を使用する]にチェックマークを付ける
3
必要に応じて、メモリー受信をする曜日や時間帯を指定する
毎日同じ時間帯を指定する場合
[メモリー受信開始時刻指定する]と[メモリー受信終了時刻指定する]で[毎日指定]を選択し、それぞれの[毎日指定]の入力欄に、開始時刻と終了時刻を入力します。
曜日ごとに時間帯を指定する場合
[メモリー受信開始時刻指定する]と[メモリー受信終了時刻指定する]で[曜日指定]を選択し、それぞれの[曜日指定]の入力欄に、開始時刻と終了時刻を入力します。
4
[OK]をクリックする
設定が反映されます。
4
[ポータルへ]をクリックする
ポータル画面が表示されます。
5
メモリー受信ボックスの設定をする
1
[受信/保存ファイルの利用][システムボックス][メモリー受信ボックス]をクリックする
メモリー受信ボックスの画面が表示されます。
[暗証番号の入力]画面が表示された場合は、システムボックスに設定されている暗証番号を入力し、[OK]をクリックします。
2
[メモリー受信設定]をクリックする
[メモリー受信の設定]画面が表示されます。
3
[ファクスメモリー受信]/[I ファクスメモリー受信]を[ON]に設定する
4
[OK]をクリックする
設定が反映されます。
5
必要に応じて、暗証番号を設定する
[設定]をクリックすると、システムボックスの暗証番号を設定できます。[暗証番号を設定する]にチェックマークを付け、[暗証番号]と[確認入力]の両方に同じ数字を入力して、[OK]をクリックします。
6
リモートUIからログアウトする
重要
メモリー受信の設定が無効になる以下のときには、メモリーに保存されているファクス/Iファクスはすべて自動でプリントされます。
手順3-3で指定したメモリー受信の終了時刻になったとき
手順5-3で[ファクスメモリー受信]/[I ファクスメモリー受信]を[OFF]に変更したとき
メモ
メモリー受信したファクスの操作方法については、以下を参照してください。

親展受信を設定する

親展受信を使用するには、受信したファクスがファクスボックスに自動転送されるように設定します。必要に応じて、ファクスボックスの設定も行います。
ファクスボックスに自動転送されるように設定する
転送条件(ファクスボックスに自動転送する条件)を登録し、その条件に該当するファクスの転送先としてファクスボックスを指定します。
ファクスボックスの設定をする
必要に応じて、各ファクスボックスに名前を付けたり、暗証番号を設定したりできます。ファクスが保存されたときにメールで通知するように設定することもできます。
メモ
親展受信したファクスの操作方法については、以下を参照してください。
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