フィニッシャー／スタッカーに用紙を排紙するときの注意事項

排紙トレイに用紙を排紙すると、ばらつきのある状態で積載される場合があります。この場合は、カール補正の設定をすると同時に、＜光沢性/黒品位の調整＞の値を＜-＞側に設定してください。詳しい設定方法は、「用紙カセットごとにカール補正量を調整する」「光沢性/黒品位の調整」を参照してください。

使用する用紙の紙幅が小さいと、用紙がばらつきのある状態でホチキス（コーナー／ダブル）される場合があります。この場合は、紙幅を確認してください。

幅140 mm以下の薄紙を排紙したとき、用紙の角が折れてしまう場合があります。この場合は、カール補正で上側へ反らせる調整を行ってください。

コート紙やエンボス紙などがばらつきのある状態で積載される場合があります。この場合は、カール補正で上側に反らせる調整を行ってください。

上側に反っている用紙を使用してホチキス処理を行うと、用紙がばらつきのある状態でとじられる場合があります。この場合は、カール補正で下側へ反らせる調整を行ってください。

カールした用紙を排出したときに、用紙がフィニッシャーの排紙トレイ上に正常に積載されず、用紙がトレイから落下することがあります。
その場合、以下の処置を行うことで、この現象を回避できる可能性があります。

64 g/m2未満の用紙を表紙に使用すると、中とじ時にしわが発生する場合があります。

「小口トリマー・G」装着時、64 g/m2未満の用紙を表紙に使用すると、断裁時に用紙がずれて断裁される場合があります。

中とじ設定時に、中とじユニットで束厚オーバーの紙づまりが発生した場合は、本文の枚数を少なくしてください。

使用する用紙の紙幅が小さいと、用紙がばらつきのある状態で中とじされる場合があります。この場合は、紙幅を確認してください。

「小口トリマー・G」装着時、使用する用紙の紙幅が小さいと、断裁時に用紙がひきちぎられたり、用紙が断裁位置に届かず断裁されない場合があります。また、ばらつきのある状態で中とじされた冊子は、印刷がずれた状態で断裁される場合があります。この場合は、紙幅を確認してください。

「小口トリマー・G」／「小口トリマー・G」＋「天地トリマー・B」装着時に、21枚以上（表紙1枚含む）の用紙を中とじする場合には、サドルプレスの設定を取り消さないでください。紙づまりが発生する場合があります。