フォントグループ

フォントグループでは、漢字の書体やサイズ、1バイトコード表などフォントに関する設定を行うことができます。
太字で示されている設定値は、工場出荷時の値です。

漢字書体


明朝、ゴシック、丸ゴシック、フォントID

2バイトコード文字(漢字)の書体を設定します。
[明朝](明朝体)
明朝体で印字します。
[ゴシック](ゴシック体)
ゴシック体で印字します。
[丸ゴシック](丸ゴシック体)
丸ゴシック体で印字します。
[フォントID](フォントID)
フォントIDで設定したオプションの書体で印字します。フォントID

フォントID


1~2~999

[漢字書体]で[フォントID]を設定した場合、印字するオプションの漢字書体の番号を設定します。
この設定項目は、メニューの漢字書体が[フォントID]に設定されている場合のみ有効になります。また、I5577エミュレーションモードでは使用できない書体を指定した場合は、明朝体になります。
標準フォント用のID番号は以下のとおりです。
明朝体:002
ゴシック体:004
丸ゴシック体:006
オプションフォント用のID番号については、使用するオプションフォントのマニュアルを参照してください。

漢字グラフィックセット


JISIBM、JIS78、JIS90

JISコードで使用する漢字グラフィックセットを設定します。
[JISIBM]
IBM漢字グラフィックセットを使用します。
[JIS78](旧JIS)
旧JISの漢字グラフィックセットを使用します。
[JIS90](新JIS)
新JISの漢字グラフィックセットを使用します。新JISコードは、旧JISコードに特殊記号、罫線、漢字などを追加・変更したものです。
グラフィックセットとは、コンピューターから送られてくるコードに対して、どの文字を割り当てるかを取り決めたもので、それを表にしたものがコード表です。漢字コードは、IBM標準のコード、1978年版の旧JIS(JIS78)と、1990年版の新JIS(JIS90)に準拠しています。新JISでは、新しい特殊記号39文字と罫線32文字が追加されているほか、約300種類の漢字のフォントが変更されています。
I5577エミュレーションモードでは、JISでパターンを定めていない部分のコードにIBM5577の制御命令で登録した文字などを割り当てています。

漢字サイズ


システム、8ポイント、10ポイント、12ポイント

2バイトコード文字(漢字)の文字サイズを設定します。
[システム]
現在のページフォーマットに従った漢字サイズによって印字を行います。ページフォーマット
[8ポイント]
8ポイントで印字します。
「10ポイント]
10ポイントで印字します。
[12ポイント]
12ポイントで印字します。

OCRフォント


使用せず、OCR-A、OCR-B、OCR-A/OCR-カナ、OCR-B/OCR-カナ

1バイトコード文字(ANK文字)をOCRフォント(I5577エミュレーションモードの拡張フォント)を使用して印字するかどうかを設定します。
[使用せず]
OCR文字を使用しません。従って、英数字、カタカナは明朝10cpiフォントで印字されます。
[OCR-A]
英数字(コード20h~7Fh)はOCR-Aフォント、カタカナ(コードA0h~FFh)は明朝10cpiフォントで印字します。
[OCR-B]
英数字(コード20h~7Fh)はOCR-Bフォント、カタカナ(コードA0h~FFh)は明朝10cpiフォントで印字します。
[OCR-A/OCR-カナ]
英数字(コード20h~7Fh)はOCR-Aフォント、カタカナ(コードA0h~FFh)はOCR-カナフォントで印字します。
[OCR-B/CR-カナ]
英数字(コード20h~7Fh)はOCR-Bフォント、カタカナ(コードA0h~FFh)はOCR-カナフォントで印字します。
OCRフォントの使用は10ポイント(実寸サイズ)の文字で印字を行うページフォーマット(Fmode 1、2、3、6)で有効になります。縮小サイズの8ポイントで印字するページフォーマット(Fmode 4、7、8)では、設定にかかわらず明朝10cpiフォントで印字されます。
なお、制御命令ANK文字フォントの指定([ESX] 06h 00h 01h)でANK文字フォントが指定されている場合、この設定にかかわらずOCRフォントは使用されません。
842H-0F1